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ブックマーク / www.magazine9.jp (4)

  • 石原慎太郎の葛藤と、相模原障害者殺傷事件の背景を考える。巻-雨宮処凛がゆく!

    またあの人が、ロクでもないことを言っている…。 「石原慎太郎が『やまゆり園事件犯の気持ちがわかる』と暴言、天皇には『スキューバで人生観変わる』と仰天アドバイス」というリテラの記事タイトルを見て、まず思った。 記事によると、「文學界」10月号で精神科医の斎藤環氏と対談した石原氏は、「この間の、障害者を十九人殺した相模原の事件。あれは僕、ある意味でわかるんですよ」などと発言。また、知的障害の息子を持つ大江健三郎氏に対し、「大江なんかも今困ってるだろうね。ああいう不幸な子どもさんを持ったことが、深層のベースメントにあって、そのトラウマが全部小説に出てるね」との発言もしているのだという。 ならばぜひ全編をと思い、文學界を読んでみると、確かにそんな発言もしているのだが、それ以上に私には大きな驚きがあった。対談の中で斎藤環氏も「この対談は、読者にとってかなり衝撃的なものになると思います」と言っている。

    石原慎太郎の葛藤と、相模原障害者殺傷事件の背景を考える。巻-雨宮処凛がゆく!
    AFCP
    AFCP 2016/09/29
    石原慎太郎も斎藤環も上野千鶴子も、もちろん雨宮処凛も、さすがだなあとしか言い様がないな。必読。
  • 利根川介護心中未遂事件〜「本当は生活保護なんて受けたくなかった」。逮捕後、三女が漏らしたという言葉の意味〜の巻-雨宮処凛がゆく!-第360回

    12月なかばの利根川の水は、痺れるくらいに冷たかった。 辺りはだだっ広い砂利の河原。寒風に晒されるススキが辺りの光景を一層寒々としたものにしている。この河原には捨てられたゴールデンレトリバーが住みついているとかで、湿った土の上に、大きな犬の足跡が残されている。「人間を見ると嬉しくて走ってくるからびっくりしないでくださいね」。同行した地元の人が教えてくれたものの、吹きっさらしの河原に犬の姿はない。風が強く、暮れかけた冬の川辺は、立っているだけで震えが止まらないほどだ。河原の砂利の上には二、くっきりとタイヤの痕が残されている。その痕は、そのまま川の中に続いている。 利根川の河原に残ったタイヤの痕。 11月22日未明、この川に、親子三人を乗せた車が突っ込んだ。同日朝、81歳の女性が川に浮いているのを近隣の人が見つけるが、既に死亡。その近くでは、女性の三女(47歳)が座り込んでおり、低体温症で病

    利根川介護心中未遂事件〜「本当は生活保護なんて受けたくなかった」。逮捕後、三女が漏らしたという言葉の意味〜の巻-雨宮処凛がゆく!-第360回
    AFCP
    AFCP 2015/12/24
    "福祉事務所の対応について、あなたはどう思っただろうか" "「問題ないんじゃない?」という人が多いと思う。私自身も、適正だと思う。しかし、話していて、少しひっかかる部分があった"
  • 『母さんが死んだ』――27年前の餓死事件、そして更に広がる子どもの貧困。の巻‐雨宮処凛がゆく!

    4月。新しい年度の始まりであり、新学期の季節である。 晴れやかな気持ちで新年度を迎えた人も多いと思うが、この4月から「子どもの貧困」が更に深刻化するようなことが始まってしまった。 それは「就学援助」の縮小だ。 就学援助とは、経済的に苦しい家庭の子どもに学用品や給費を補助する制度。修学旅行費なども出る。現在、この制度を使っているのは公立小中学生の6人に1人、約155万人。自治体によっては、3人に1人がこの制度を使っているという地域もある。 就学援助を使っている子どもが多い地域というのは、それだけ「子どもの貧困」が深刻な地域ということだ。なぜなら、就学援助を受けるには「一定程度以下の年収」という所得制限がある。ある程度の収入がある人が受けようと思っても受けられるわけではないのだ。 それでは、その「基準」はどのようにして決められているかというと、「所得が生活保護基準の1.2倍未満」などの水準が

    『母さんが死んだ』――27年前の餓死事件、そして更に広がる子どもの貧困。の巻‐雨宮処凛がゆく!
    AFCP
    AFCP 2014/04/10
    "この4月から「子どもの貧困」が更に深刻化するようなことが始まってしまった。それは「就学援助」の縮小だ"
  • 『奥さまは愛国』を読んで。の巻‐雨宮処凛がゆく!

    どこまでも深い「わからなさ」と、ほんの微かな希望が残った。 それが『奥さまは愛国』(河出書房新社)を読んでまず思ったことだ。 2月に出版されたばかりの書の執筆者は、フェミニストである北原みのりさんと、在日韓国人三世の朴順梨さん。 帯には、以下のような言葉が踊る。 「〈普通の主婦〉が、愛国活動にはまっている 彼女たちは何を愛し、守ろうとしているのか?」 ご存知の通り、私自身、90年代後半に右翼団体に所属していたという経歴の持ち主である。「なんで?」といまだに聞かれるが、一言ではとても説明できない。 ただ、バブルが崩壊し、「一億総中流」という戦後の神話が崩れていく中、フリーターとして浮遊していた私には、どこにも帰属先がなかった。「頑張れば報われる」と言われてそれなりに努力してきたのに「バブル崩壊によって今までのことは嘘になりました」と梯子を外された気がして、何か納得いかなかった。「教育に嘘を

    『奥さまは愛国』を読んで。の巻‐雨宮処凛がゆく!
    AFCP
    AFCP 2014/04/08
    "強者でありたい女たちは、フェミニズムこそが女を侮辱していると考える"
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