"年金600万円分を返金してほしい"組合側が10年間ミスに気づかず過大支給...85歳母と56歳息子は困惑「どうしていいのやら、途方に暮れます」 “年金を過大に支給していたので、返金してほしい”。このようことが書かれた突然の手紙に困惑する大阪府内の親子。一体なぜこんな事態になったのか。調査すると、さらなる事実が明らかになってきました。 脳梗塞を発症し働くことができない男性 生活の頼りにしているのは母親の年金 大阪府寝屋川市に住む佐々木さん(仮名・56)は去年、脳梗塞を発症し、その後、左半身が麻痺しました。歩くには、杖がかかせません。デザイナーとして独立した矢先、大病を患いました。今は週に3回リハビリをしていますが、まだ働くことができていません。 生活の頼りにしているのは、今年85歳になる母親の「年金」です。母親が1か月に受け取っている年金は約16万円。佐々木さんの収入が途絶えた中、生活に余