タグ

2018年2月18日のブックマーク (23件)

  • サエキけんぞうの『最後のジェダイ』評:新しい『スター・ウォーズ』は女性登場人物たちと連動している

    『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が物議を醸し出している。好きと嫌いがハッキリと別れ、まっぷたつなのである。流行に敏感な批評家のウケは良いが、『スター・ウォーズ』の伝統を愛する観客からの反応は悪いという現象が起きているようなのだ。 サエキは大変面白く観覧した。そしてこの甲論乙駁の原因について、この数年の映画制作の潮流でバッチリ思い当たるものがあったのである。それはズバリ「女性」である。 どうやら、米国やこの日、そして世界中で、消費の主役は女性になりつつあるようだ。そんな中、ハリウッドを中心とする映画は「女性をどう描くか?」「女性の新しい魅力の発見」「女性登場人物の描写手法の開発」に、ヒットの運命を賭けてきたといえるかもしれない。そんなことがこの作品の制作とヒットに関係していると思う。 例えば昨年、予想をはるかに超え成功した『ラ・ラ・ランド』(2017)である。この作品は女性主人公TVド

    サエキけんぞうの『最後のジェダイ』評:新しい『スター・ウォーズ』は女性登場人物たちと連動している
  • ジョン・カーニー監督はいかにして“音楽映画の名匠”となったか? そのキャリアを考察

    音楽家が映画監督業に乗り出す」というのは古今東西わりと珍しくない話ではあるが、時代や世代の変化もあるのだろう、近年、「プロの音楽家を気で目指していたが、その夢が破れて、映画監督に転身」といったキャリアを持つ映画監督が現れてきた。「夢が破れて」などというと、まるで音楽の世界で大成しなかった時の保険をかけて映画監督になったみたいで、「映画の世界はそんな甘いもんじゃないよ」みたいな小言の一つでも言いたくなるかもしれないが、そこで例えば、『セッション』や『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル、あるいは稿の主役である『はじまりのうた』や『シング・ストリート 未来へのうた』のジョン・カーニーの名前を挙げれば、誰もがグゥの音も出なくなるに違いない。(メイン写真は『シング・ストリート 未来へのうた』© 2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved) 『

    ジョン・カーニー監督はいかにして“音楽映画の名匠”となったか? そのキャリアを考察
  • ジェシカ・チャステインの装いが意味するものーー『ユダヤ人を救った動物園』が描く勇気と正しさ

    ジェシカ・チャステインの代表作といえば『ゼロ・ダーク・サーティ』がいちばんに挙げられるだろうが、個人的には『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のシーリア役を推したい。作『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』のヒロインのアントニーナは、ジェシカのハマり役だったシーリアを彷彿とさせるところがある。国も時代も直面する問題も違うのだが、きれいにセットした髪、肌の露出が多めのフェミニンな服装やメイク、そして、周囲と異なる雰囲気を醸し出す(悪く言えば浮いている)女性であることを強く意識した立ちふるまいが共通しているのだ。 シーリアは1960年代のアメリカ南部の邸宅で暮らすまだ子どものいないという設定で、保守的なミセスが幅を利かせる町でよその土地から来たマリリン・モンローのような彼女はひどく浮いていた。一方のアントニーナは夫のヤン(ヨハン・ヘルデンベルグ)とともに動物園を営み、地に足をつ

    ジェシカ・チャステインの装いが意味するものーー『ユダヤ人を救った動物園』が描く勇気と正しさ
  • スマートな映画の歪な続編!? 『キングスマン:ゴールデン・サークル』に漂う、徹夜明けの雰囲気

    「それ、『男たちの挽歌2』(87年)じゃないですか」……『キングスマン』(14年)の続編ができる、しかもアレしちゃった人気キャラが再登場すると聞いたとき、反射的にこう思ってしまいました。 『男たちの挽歌』(86年)は香港ノワールの代名詞なわけですが、その続編である『2』は無茶な続編の代名詞です。詳しい話は割愛しますが、簡単に言うと1作目で人気キャラがアレして、物語も完璧に決着がついていたのです。続編を作る必要もないし、作りようもありません。しかし監督のジョン・ウーと製作総指揮のツイ・ハークは「実は双子がいた」と人気キャラを再登場させるなど、強引に問題解決を図りました。その結果「銃撃戦でヤクザが100人くらい死ぬ」「チョウ・ユンファが銃を片手に米を大事にしろとブチキレる」などの見せ場が続く、徹夜明けみたいな、歪な映画に仕上がったのです。前置きが長くなりましたが、『キングスマン:ゴールデン・サ

    スマートな映画の歪な続編!? 『キングスマン:ゴールデン・サークル』に漂う、徹夜明けの雰囲気
  • 続編でもブレない突き抜け方 『キングスマン』シリーズが示す、“現代の紳士の精神”

    『007』シリーズや『ミッション・インポッシブル』シリーズ、『コードネーム U.N.C.L.E.(0011ナポレオン・ソロ)』…「スパイ映画の当たり年」だった2015年は、これら往年のスパイ作品の新作、リメイク作が次々に公開された。そのなかで、マシュー・ヴォーン監督の『キングスマン』は、監督自身がもともと映画企画として考案したアイディアをコミックにした原作を映画化したもので、ほぼオリジナル作品ながら、これら強力なブランドを掲げたタイトルたちと並ぶ健闘を見せ、意外な展開と、カリカチュアライズされた英国紳士風スパイのキャラクターによって、あまつさえ最も強いインパクトを多くの観客に残したといっていいだろう。 続編となる作『キングスマン:ゴールデン・サークル』は、前作に続いて豪華キャストを配し、全体にまき散らされたユーモア、エロ・グロ含む過激な描写や、イギリスとアメリカ文化のせめぎ合いが引き続

    続編でもブレない突き抜け方 『キングスマン』シリーズが示す、“現代の紳士の精神”
  • 地獄のような体験を観客に味わわせる映画『デトロイト』は、現在のアメリカの状況をもあぶり出す

    執拗な侮辱や罵倒、激しい恫喝、そして銃撃による殺人…。人の目が無い狭い空間で、警官に異常な暴力を受け続ける地獄のような体験をじっくりと観客に味わわせる映画が、作『デトロイト』だ。そして作をさらに重苦しいものにしているのは、その胃が痛くなってくるようなおそろしい内容が絵空事ではなく、被害者の証言などを基に再現した「実際の事件」だという部分だ。 1967年に起こった「アルジェ・モーテル事件」は、地元デトロイトでは有名だというが、アメリカ人の多くに知られていたわけではなく、監督のキャスリン・ビグロー自身も、作の企画が持ち込まれることで初めて耳にしたのだという。そして今回、このアカデミー受賞監督が事件映画化したことによって、世界的に存在が広まることになったのだ。 事件は、ミシガン州デトロイトのモーテルで、黒人の若者がふざけて二階からモデルガンを発砲したことから始まる。建物は包囲され、突入し

    地獄のような体験を観客に味わわせる映画『デトロイト』は、現在のアメリカの状況をもあぶり出す
  • 菊地成孔の『スリー・ビルボード』評:脱ハリウッドとしての劇作。という系譜の最新作 「関係国の人間が描く合衆国」というスタイルは定着するか?

    菊地成孔の『スリー・ビルボード』評:脱ハリウッドとしての劇作。という系譜の最新作 「関係国の人間が描く合衆国」というスタイルは定着するか? 「菊地成孔の欧米休憩タイム~アルファヴェットを使わない映画批評~」に次ぐ菊地成孔映画批評連載「菊地成孔映画関税撤廃」は、タイトルにある通りこれまでと一転、あらゆる言語を使ったあらゆる国家の、ハリウッド級からギリ自主映画まで、それが映画であればシネコンから百人未満の上映会まで、百鬼夜行の獣道を徒手空拳、「結局、普通の映画評フォームなんじゃないの?」という当然の声も耳に指を突っ込んで突き進む驚異の新連載! 「合衆国の関係国」なんて言ったら、世界中の全部の国じゃね? とネットの口調で言われそうだ。ここでは、ここ数年の映画界の流れとして、第一関係国としての英国、第二関係国としての中南米諸国を仮設する。「英国人が描くアメリカ南部」という意味に於いて、作は、

    菊地成孔の『スリー・ビルボード』評:脱ハリウッドとしての劇作。という系譜の最新作 「関係国の人間が描く合衆国」というスタイルは定着するか?
  • 物事の二面性と中間性を体現する『スリー・ビルボード』の衝撃

    「なんだ、これは…」『スリー・ビルボード』を鑑賞中に、思わず何度もつぶやいてしまった。予想を裏切り続ける衝撃的な展開の連続に、この映画を観ている間じゅう呆気にとられるのだ。このように、多くの観客に新鮮な驚きを与え、アメリカ国内外で多数の賞を受賞し、アカデミー賞有力候補にもなった作、『スリー・ビルボード』が与える衝撃がどこからくるのか、ここではその理由をできるだけ深く考察していきたい。 物語の始まりは、むしろシンプルで地味過ぎるほどだ。アメリカ、ミズーリ州の田舎町で、自分の娘を何者かにむごたらしく殺害された女性ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)が、進展を見せない地元警察の捜査に苛立ちを感じ、車が通る道に3枚の大きな広告看板(スリー・ビルボード)を出した。その内容は、事件を未だ解決できていない警察署長を名指しで批判するというものだった。そのウィロビー署長(ウディ・ハレルソン)は、ミル

    物事の二面性と中間性を体現する『スリー・ビルボード』の衝撃
  • ポップアートとしての『ポプテピピック』ーーその先進的構造の背景を読み解く

    とんでもないTVアニメシリーズが出現してしまった。いろいろな意味で破壊的な内容が話題となっている『ポプテピピック』である。爆発的な人気と注目を集めながら、自ら「クソアニメ」を名乗るこの作品、一体何が凄いのか、どう新しいのか。ここでは新設されたリアルサウンド「テック編集部」独自の方向からシリーズをじっくりと解剖し、分析していきたい。 批判を寄せつけない「クソ漫画」の先進的構造 竹書房『まんがライフWIN』連載の“大川ぶくぶ”の4コマ漫画作の原作である。背が小さくキレやすい“ポプ子”と、顔の長い“ピピ美”という2人の女子中学生が、意味不明の遊びをしていたり、世の中のムカつくものに暴力を振るったり、理由なく漫画、アニメ、ゲーム映画など既存の作品のパロディー行為をひたすら繰り返しているという内容だ。とくに現在の30代くらいの年代が反応できるようなパロディーネタが多いが、それらネタが複合的に

    ポップアートとしての『ポプテピピック』ーーその先進的構造の背景を読み解く
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2018/02/18
    ホントにPOPでTEAMでEPICだわな。
  • 綺麗すぎてFF的なCGにしか見えないアーチェリー選手が話題。これは射抜かれたい

    リンク Guns Knives Gear Anastasia Pavlova. Ukrainian national archery... | Guns Knives Gear Anastasia Pavlova. Ukrainian national archery team member, silver medalist in the 2012 World Indoor Archery Championships.

    綺麗すぎてFF的なCGにしか見えないアーチェリー選手が話題。これは射抜かれたい
  • 羽生くんの作画は天野喜孝、宇野くんは萩尾望都という説に「この説も捨てがたい」「あの人は絶対に…」

    このまとめでお名前が挙がった方とは別ですが、様々な方が描かれた羽生選手・宇野選手らのイラストまとめはこちら→ https://togetter.com/li/1201707

    羽生くんの作画は天野喜孝、宇野くんは萩尾望都という説に「この説も捨てがたい」「あの人は絶対に…」
  • 復活した『CONTINUE』編集長・林和弘さんインタビュー「8年ぶりに戻ってきたら、すっかり焼け野原に」

    Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you.

    復活した『CONTINUE』編集長・林和弘さんインタビュー「8年ぶりに戻ってきたら、すっかり焼け野原に」
  • 【解説】『ブレードランナー 2049』ジョイのシーンに滲み出た執念 ─ 監督が意図した「動き」とは | THE RIVER

    【解説】『ブレードランナー 2049』ジョイのシーンに滲み出た執念 ─ 監督が意図した「動き」とは (C) 2017 Alcon Entertainment, LLC., Columbia Pictures Industries, Inc. and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. 映画『ブレードランナー 2049』は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の希望によって、事前のプロモーションでストーリーの内容がほとんど明かされていない作品だ。予告編ではその美しい映像世界の一端と主要人物の一部が登場するだけで、彼らがどんな物語を紡いでいくのかは一切わからない。 むろんプロモーションで伏せられている部分には、観客の度肝を抜くような展開や映像演出がたくさん用意されている。記事では映画中盤のハイライトともいえる「とあるシーン」について、

    【解説】『ブレードランナー 2049』ジョイのシーンに滲み出た執念 ─ 監督が意図した「動き」とは | THE RIVER
  • 映画情報サイト「Rotten Tomatoes」の低スコアと興行不振とは無関係

    by Kayla-Jane Barrie 大手映画情報サイトとして知られる「Rotten Tomatoes」には批評家たちのレビューを集計した「Tomatometer」という指標があります。このスコアが映画を見る人に影響を与えすぎていて、低スコアをつけられた映画が足を引っ張られているという指摘が映画業界から出てきたのですが、データ分析の専門家が2017年に公開された映画の興行成績とTomatometerの数字を比較し、「2者の間には相関が見られなかった」ことを明らかにしました。 きっかけになったのは「Rotten Tomatoes襲来(Attacked by Rotten Tomatoes)」と題した、ニューヨークタイムズの記事でした。 Attacked by Rotten Tomatoes - The New York Times https://www.nytimes.com/2017

    映画情報サイト「Rotten Tomatoes」の低スコアと興行不振とは無関係
  • 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』6話の演出について - Paradism

    リオンとヴァイオレットを交互に映すカッティング・カットバックが多く見られた今話。「こういう顔なんだ」と言ったリオンの言葉宜しく、無表情であること、怒っているように見えてしまうことを逆手に取った表情の機微を取らえるコンテワークがとても印象的でした。ポン寄りなどの心に踏み込むようなショットや、交互に何度も切り返す映し方は前話でも見られましたが今回ではさらにそれが顕著だったと思います。 交互に映し、少しずつ近づけていく。過程を切り取る。二人の距離感と反応を伺うように繋がっていくカット運びは緊張感もありつつ、しっかりと両者の対話を描いていました。コミュニケーションが得意とは言えない二人ですが、その距離を詰めるように段々とヴァイオレットを理解し、心惹かれていくリオンの姿を克明に刻むカッティングがとても丁寧でしっかりとその心の変遷を捉えていたと思います。 そして、自身の解読に遅れることなくタイプを続け

    『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』6話の演出について - Paradism
  • 創刊50周年「ジャンプ」伝説の元編集長が語る「鳥山明をめぐる社内政治」〈dot.〉 (AERA dot.) - Yahoo!ニュース

    2018年に創刊50周年を迎え、1月からは記念ドラマ「オー・マイ・ジャンプ!」も放送されるなど話題の「週刊少年ジャンプ」。かつて、国民的漫画「ドラゴンボール」の鳥山明の才能をいち早く見出し、国民的RPG「ドラゴンクエスト」の堀井雄二をライターからゲームの世界に送り出し、漫画界で“伝説”となった編集者がいた。1996年から2001年まで同誌編集長を務め、現在では白泉社代表取締役として活躍する鳥嶋和彦さん(65)だ。80年代から90年代にかけ発行部数が500万部を超え、“黄金期”を過ごした思い出を語った。 【鳥嶋さんが手がけた「ファミコン神拳」】 *  *  * ――ジャンプ編集部に入られるまで、ほとんどマンガを読まれたことがないと伺いました マンガは小学生の頃に少し読んだことはあります。サンデーやマガジンの存在は知っていたけど、ジャンプは当時まだ存在しなかったですね。活字のばかり読んでいま

    創刊50周年「ジャンプ」伝説の元編集長が語る「鳥山明をめぐる社内政治」〈dot.〉 (AERA dot.) - Yahoo!ニュース
  • マニアには見えない『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の真実【ネタバレ】 - ディズニー特集 -ウレぴあ総研

    『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』には、マニアには見えにくい真実があり、ニュートラルな評論を試みれば傑作ーー。“誠実でリアリティのある” まったく新しいスター・ウォーズに貫徹されている3つのテーマを、『ウレぴあ総研 ディズニー特集』ディレクターが徹底解説。 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』には、マニアには見えにくい真実があり、ニュートラルな評論を試みれば傑作ーー。 二度観て、1回目と2回目では、まったく異なる印象を受けた経験から、『ウレぴあ総研 ディズニー特集』ディレクターが徹底解説。 ※以下、ネタバレに配慮していない内容となります。ご注意ください あなたが厨二病かどうかで評価は変わる 結論から入りましょう。あなたが、厨二病とどのように付き合っているかによって、エピソード8『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の印象は、180度変わります。 いや、SFファンタジーなのですから、厨二病だ

    マニアには見えない『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の真実【ネタバレ】 - ディズニー特集 -ウレぴあ総研
  • 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ルークのストーリーを監督が徹底解説 ― 冒頭シーンから次回作ヒントまで、別エンディング案も | THE RIVER

    『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ルークのストーリーを監督が徹底解説 ― 冒頭シーンから次回作ヒントまで、別エンディング案も ©Walt Disney Studios Motion Pictures ©2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が劇場公開されてからしばらくが経過した。『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)から34年ぶりの登場となったルーク・スカイウォーカーをめぐる物語は世界中のファンを驚かせ、賛否両論の渦を巻き起こしたが、ようやくその勢いも落ち着きを見せつつある。 作の脚・監督を務めたライアン・ジョンソンは、公開以来、『最後のジェダイ』について時に積極的に語り、時にはファンやインタビュアーの質問を受けて丁寧に回答を重ねてきた。逆にいえば、その態度は、作がそれほど激しいリアクションを呼ぶ映画

    『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ルークのストーリーを監督が徹底解説 ― 冒頭シーンから次回作ヒントまで、別エンディング案も | THE RIVER
  • 当事者たちの本音に迫った「最後のジェダイ」制作密着ルポ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から。デイジー・リドリー演じるレイ(JONATHAN OLLEY/© 2017 LUCASFILM LTD) 2018年に入り、スピンオフ作となる『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の発表、また新シリーズの脚とプロデュースを「ゲーム・オブ・スローンズ」のクリエイターが担当することになるなど、スター・ウォーズの世界は変わらず広がり続けている。この記事は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の昨年公開前に監督とキャストに密着取材を行ったもの。真価が試されるSWのこれからを読み解くテキストの一つになるはずだ。 前作から2年、ディレクターとキャストが明かす新たな物語の背景 小学生の頃、その少年は宇宙船の模型を手に取った。カノン砲や着陸装置、銀河系を模した小さなチェステーブル等を、彼は説明書を片手に一つずつ組み立てていった。ほどなくして、ライアン・ジョン

    当事者たちの本音に迫った「最後のジェダイ」制作密着ルポ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
  • ルーク・スカイウォーカーに何が起こったのか?俳優ジョセフ・ゴードン=レヴィットの『最後のジェダイ』評を読み解く | THE RIVER

    ルーク・スカイウォーカーに何が起こったのか?俳優ジョセフ・ゴードン=レヴィットの『最後のジェダイ』評を読み解く 『スノーデン』より。 ©2016 SACHA, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では、銀河の英雄ルーク・スカイウォーカーは我々の記憶に眠っていた勇気と慈愛に満ちた健気さを忘れているように見えた。「ジェダイの終わりだ」──責務と運命に疲れ果て、オク=トーに隠れ住むルークは、伸びきった顎髭を気にもとめず、草臥れて薄汚れたローブに身を包んでオーガニックな生活をひとり営んでいた。 これは、『スター・ウォーズ』ファンの間で最も議論を呼び起こした”変化”のひとつだった。虚無に陥ったルークに人生の深みを見つけて感嘆する声もあれば、古くからの憧れだったヒーローの成れの果てに失望する声も聞こえた。一体ルーク・スカイウォーカーに何が起こった

    ルーク・スカイウォーカーに何が起こったのか?俳優ジョセフ・ゴードン=レヴィットの『最後のジェダイ』評を読み解く | THE RIVER
  • (ネタバレ有)最後のジェダイ、酷評されててびっくり

    俺、結構興奮しながら見てたんだけど。 ちなみに今三十半ばで、物心ついた頃から見続けてるファンっす。 一緒に観に行った彼女は、最近俺につられてスターウォーズ見始めた人なんだけど、その彼女も、見終わったあと興奮した面持ちで、お互い「いやー、良かったね!」て言いながら家路に着いた。 それで、ネットの評判も気になって見てみたら、酷評されててびっくりだよ。 酷評してる人の評価みると大体、今までのスターウォーズシリーズで培ってきた世界観をほとんど覆してしまった、というのが主な所なのかな。 まあその気持ちはわからないでもない。俺も、ルークがあんな飲んだくれのおっさんみたいな感じになってるの最初違和感あったもん。 でも、皆が違和感覚える部分、俺は最終的にそれなりに納得できてしまってたんだよね。そこが評価の差のような気がする。 例えば、ルークに関していえば、よくよく考えるとすげー壮絶な人生送ってるわけよ。輝

    (ネタバレ有)最後のジェダイ、酷評されててびっくり
  • 神話の終わり、民話の始まり『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    ネタバレが多いので、まだ未見なら以下は読まずに、まずは劇場で何があったのか確かめて欲しい。 『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』映画が始まってすぐ。基地から撤退途中の反乱軍はファーストオーダーに強襲される。ポー・ダメロンの機転により攻撃空母ドレッドノート主要砲台はツブされ上からの攻撃には対応出来なくなる。ここでレイア将軍から撤退の令が出るがポーは無視し、爆撃機を出動させる。しかし、ファーストオーダーも大量のタイファイターで迎撃に出る。 反乱軍爆撃機パイロットのペイジ・ティコは、迎撃手も爆弾投下係も死んで、爆撃機にたった一人残されてしまう。ペイジは自分自身で爆弾投下ボタンを押し、ドレッドノートを沈めるのだが自身もその爆炎を受けて死んでいく。 いままでのスター・ウォーズ(以下SW)でも一兵卒の死は描かれてはいたが、ここまで叙情豊かに描いたのはep6でのイウォークの死を慈しむ仲間の描写以来か。し

    神話の終わり、民話の始まり『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
  • 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の最高指導者スノーク──そのリアルな姿は、こうしてつくられた