新作が出たとのことでネトフリを1か月契約して観た。感想としては、好きだし面白いのは前提として、画作り贅沢さそのままにちょっとしたおふざけが、完璧主義者フィンチャーもさすがに年取っていい感じに力抜けたんだな、というところ。 セブンやファイトクラブなど神がかった作品はもう無いにしても、このセンスを定期的に摂取できるならファンとしては幸せである。Mankでキャリアの締めに入ったのかなーと寂しく思っていたのだが、大作とか新しい趣向とかせずにこういうのばっかりやってほしい。Mankはほぼ白黒なので、画面が結構明るかったのだが、今作はちゃんと暗くてなんかゴージャス。 ファイトクラブでやった一人称の独白が特徴の今作、さすがにパラニュークの毒には及ばず、殺し屋である主人公の考えていることは結構陳腐でありきたり。主人公は起きるすべてをコントロールしようとしているが、ちょいちょいミスって現実のカオスに面食らい
クオリティ抜群のSFコメディ。 画面レイアウトに関してはヴィルヌーヴと双璧でいい監督。 個人的にはキューブリックの後継者はヴィルヌーヴではなくこの人です。決定的なのは音楽のセンスの有無。(ヴィルヌーヴははやくジマーから離れろ) 映画でいう笑いの質というのは根本的に、日本的なドラマのそれと異なる。 それに気づかず、お笑い芸人が映画を作ったりすると地獄なのだが(松本人志etc ドラマの笑いはいわゆる日常の中のキャラクター同士の会話がユーモアを生むものであって、漫才に近い。球数が多くて天丼が有効。 翻って映画は、会話の面白さ(タランティーノ とかウィルスミスとか)で笑いをとるというのは非常にアメリカ的で好きなのだが、あれは特別であって、王道は語らずに見せて笑わせるという事。 語らずに見せろ、は脚本の基礎だが、それができていてかつ笑わせるというのはかなり難しい。多分映画という仕事の中でも最高級の仕
映画TOP 映画ニュース・読みもの ゴジラ-1.0/C 監督×カメラマン×カラリストが語り尽くす!『ゴジラ-1.0/C』の“モノクロ”に凝縮されたこだわりを徹底解剖 昨年から大ヒットが続き、第96回アカデミー賞の視覚効果賞に日本映画として初めてノミネートされ、再度脚光を浴びているゴジラ70周年記念作品『ゴジラ-1.0』。現在オリジナルのカラー版に加え、モノクロ版『ゴジラ-1.0/C (ゴジラマイナスワン/マイナスカラー)』も公開中だ。リアルな質感で、カラー版以上の迫力と話題を呼んでいる『ゴジラ-1.0/C』はどのように生まれたのか。そこでMOVIE WALKER PRESSでは山崎貴監督、撮影の柴崎幸三、カラーグレーディング(色彩を調整してシーンの雰囲気や表現を変える技術)を担当したARTONE FILMの石山将弘の三者による鼎談を実施。モノクロ版に込めた想いや複雑な作業の裏側を語ってもら
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く