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ブックマーク / agora-web.jp (13)

  • 欧米諸国は罠にはまったか

    ハマスによるイスラエル領内での凄惨なテロ攻撃に対して、イスラエルが苛烈な報復攻撃を始めた。ハマス(あるいは「ハマス等テロリスト勢力」)のテロ攻撃は凄惨であるだけではない。ガザ地区住民の生活を犠牲にして、イスラエルの過剰反応を引き出すことを狙った行為だと言わざるを得ない点で、極めて残忍なものだったと言える。 ハマスの勢力は、ガザ地区内でも、海外からの支援の面でも、減退気味であった。暴発的な作戦を行い、イスラエルに過激な反応をさせることによって、あらためて存在感を高めることを狙った行為であったと言える。それに対し、イスラエル政府も、イスラエルとの連帯を表明した欧米諸国も、ハマスの計算通りに過剰反応しようとしているようだ。 イスラエルでは、悪評高い司法改革で、ネタニヤフ首相が支持を失っていたところだった。自らの保身のための起死回生の作戦とすることを狙っているかのような扇動的な態度で、ハマス撲滅の

    欧米諸国は罠にはまったか
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2023/10/12
    “そもそもロシアの全面侵攻に国際的な注目が吸い寄せられていた状態こそが、ハマスが打破したかった状態”
  • ついに登場!説明も謝罪もしない石野卓球さんという救世主

    私、最近毎日Twitterをチェックするのが楽しみな人ができたんですね。 それが電気グルーヴ ピエール瀧さんの相方…いや“愛方”(?)石野卓球さんです。 ピエール瀧さんが事件を起こされてからも、変わらずメンバーとしての友情というか愛を表現されていて、毎日そのTwitterを拝見しながらほっこりしています。 一番うれしかったのは、一般人からの問いかけで、 もしも、石野卓球さんの目の前に、瀧さんが居て、2人きりになったら、なんて言葉を、かけますか(・・? という質問に対して、卓球さんが I love you って答えられたんですけど、これ当に泣けました。 石野卓球、ピエール瀧容疑者へ「I love you」…現在地はポルトガル「火遊び中」(スポーツ報知) 卓球さんに対して、例のワイドショーで「謝罪しろ!」とかふざけたことをぬかしたMCがいたようですが、卓球さんは、そんな話はどこ吹く風で、海外

    ついに登場!説明も謝罪もしない石野卓球さんという救世主
  • 在野の歴史研究家に望むこと

    週刊ポスト(3月15日号)誌上での井沢元彦氏の公開質問状に対して、私が今週発売の29日号で反論した。これに対して評論家の八幡和郎氏がまたまた感想をアゴラに寄せている。 呉座 VS 井沢:歴史学者だけが歴史家なのか? 上記記事で八幡氏は私の反論文について「素晴らしい出来である」と述べている。お褒めいただいて恐縮だが、八幡氏は以前にアゴラ上で発表した記事で そして、井沢氏は「安土宗論八百長説」、つまり、信長の前で浄土宗と法華宗の間で行われた宗論について信長が最初から法華宗を負けさせるつもりだったという通説が自分の問題提起をきっかけに学説も修正されたことを指摘しているが、これには一理あるだろう。(「週刊ポスト」で井沢元彦氏が呉座氏に公開質問状) と述べている。井沢氏の主張を鵜呑みにして学界の通説が一蹴されたと八幡氏は思い込んでいたわけだが、一蹴されていないことは私が週刊ポストで指摘した通りである

    在野の歴史研究家に望むこと
  • サウジとイスラエルが急接近

    イスラム教スンニ派の盟主サウジアラビアとシーア派代表のイランの間で「どちらが当のイスラム教か」といった争いが1300年間、中東・アラブ諸国で展開されてきたが、ここにきて両派間の覇権争いは激化する気配が出てきた。以下、独週刊誌シュピーゲル(電子版)を参考にその概要を紹介する。 攻勢をかけているのはシーア派のイランだ。シリアでロシアと組み、アサド政権を支援。守勢気味だったアサド政権を支え、反体制派勢力やイスラム過激派テロ組織「イスラム国」(IS)を駆逐し、奪われた領土をほぼ奪回する成果を上げている。 ロシア南部ソチで今月22日、プーチン大統領、トルコのエルドアン大統領、イランのローハー二ー大統領の3国首脳会談が開かれ、シリア内戦の解決に向け国民対話会議の開催で一致し、3国主導のシリア復興プロセスが始まったと受け取られている。 イエメンではイスラム教シーア派系反政府武装組織「フーシ派」を支援し

    サウジとイスラエルが急接近
  • 中東のクルド民族による建国は頓挫した

    9月はイラクのクルド自治区、10月はスペインのカタルーニャでそれぞれ政府は独立を望んで住民投票が実施された。法治国家のスペインでは法と対話によって問題の解決を図ろうとした。一方のクルド自治区は中東という紛争が絶えない地域でのこと、今回も最後は武力に訴えた。 イラク軍がクルド自治区に武力介入したのだ。クルド自治区が占拠していたキルクークをイラク軍が奪還して、クルド人の独立への悲願は遠ざかった。 キルクークはもともとイラクの領土であったが、イスラム国が占領していた。それをクルド自治区の軍隊ペシュメルガが3年前にイスラム国を追放して占拠したのである。キルクークは豊富な油田地帯である。そこで産出される原油はクルド自治区が産出する原油の50%を賄うまでになっていた。それを主にトルコに送り、そこから輸出されていた。 クルド自治区は独立を望み、イラクを含め周辺諸国が反対していたにも拘わらず独立の為の住民

    中東のクルド民族による建国は頓挫した
  • イラクの勢力拡大阻止でクルド住民投票を利用しようとしたサウジ

    サウジアラビアは中東においてイランの勢力拡大を恐れて機会あるごとにイランの活動を阻止する為の策を弄している。しかし、いつも逆にイランの伸展を齎すという結果になっている。 最近の例では、イランと共通の海底ガス田をもつカタールがサウジのイラン対策を批判したというのを理由に、サウジはカタールを封鎖するという行動に出た。それには米トランプ大統領の後押しがあると判断した。 結果は、サウジが期待していたカタールの服従はなく、逆にカタールとイランの関係が今まで以上に深まってしまった。そして、カタールを支援に向かったトルコともサウジは関係が悪化。そして、カタールを介してイランとトルコの関係が強まるという結果にもなった。 イラクのクルド自治区の住民投票についても、サウジはそれを支持した。クルド自治区が独立した国家になれば、イラン、イラク、トルコ、シリアに住むクルド人の独立を煽るようになり、<イランとトルコの

    イラクの勢力拡大阻止でクルド住民投票を利用しようとしたサウジ
  • 岩国基地でのオバマ演説を報道しないマスコミの罪

    オバマ広島訪問と演説に、さすがの左翼系マスコミも揶揄するのをためらったようだ。しかし、これが昨年の訪米や、安保法制の成立など日米同盟の強化に努めてきた安倍外交の結果であることは注意深く言及を避けた。 また、オバマ大統領の演説中には、すぐ横にいる安倍首相の表情はおろか、顔が一緒に入らないようにNHKは細心の注意を払ったので、左肩だけ映っている人物が誰だろうと思った人もいるかもしれない。 もう一つ、奇妙なのは、広島に先立ち、オバマ大統領は岩国海兵隊基地の格納庫で米軍最高司令官として、「アメリカ軍将兵および日自衛隊員に向けての演説(Remarks by President Obama to U.S. and Japanese ForcesとホワイトハウスHPにある)は、ほとんど報道されていないことだ。 とくに、自衛隊員も同席したことは非常なる意味があると思うが、生放送していたNHKの放送でも紹

    岩国基地でのオバマ演説を報道しないマスコミの罪
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2016/05/30
    演説翻訳資料として。筆者は書く前にググレカス。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160527/k10010537401000.html
  • 「反知性主義」に追いつめられる「戦後主流派」

    ■「反知性主義」はバカの代名詞? ここところ、「安倍晋三的なるもの」を反知性主義と呼ぶキャンペーンが内田樹氏らを中心に(?)行われていて、安保法制賛成派は誰でももれなく「反知性主義」とするかの動きがあった。 そもそも「反知性主義」とは「インテリに対する懐疑」を示す言葉で、『反知性主義』の著者である森あんり氏の言うように、(アメリカの事例を引いて使う以上は)必ずしもネガティブなだけの言葉ではない。 それを「バカの代名詞」の如く使う向きに、様々な指摘がなされている。 山形浩生氏「反知性主義3 Part 1: 内田編『日の反知性主義』は編者のオレ様節が痛々しく浮いた、よじれた。」 岩田温氏「宗教的情熱こそが「反知性主義」の原点である」 内田氏たちが、「反知性主義」を「バカ」「無知」の代名詞の如く使い、それも右派のみ対象にしたのは、元々の意味を知らないのか、敢えてなのか。安倍総理やその支持者

    「反知性主義」に追いつめられる「戦後主流派」
  • 東日本大震災で「ユーモア」が許されないこの緊張状態は危険 ‐ 岩崎聖侍

    未曽有の大地震が東日に襲い、多くの方が被害にあいました。何もできない自分が、当に歯がゆいです。 そんな状況ですが、自分のできることを再確認しました。 1.まずは節電 2.できる限りの寄付 3.しっかり仕事をする(日経済を復活させる) 4.未確認情報やネガティブな情報を拡散させない だと思っています。 そして、5番目に、松孝行氏もアゴラの記事でおっしゃっているように(不謹慎・自粛ムードに関する反論)「不謹慎」のキャンペーンを防ぐということを掲げたいと思います。Twitterでは、レンタルDVDの宣伝(テレビは地震のことばかりでつまらないという方。来店お待ちしております)をツイートした店員さんがボロクソに言われたり、テレビでアニメを放送したら、抗議の電話が鳴りまくったようなことが起きているようです。 しかし、みなさん、よく考えましょう。 まず今、日は支援する国から、支援される国になっ

    東日本大震災で「ユーモア」が許されないこの緊張状態は危険 ‐ 岩崎聖侍
  • 問題は通信業界ではなく放送業界だ - 池田信夫

    小池さん、どうも。私の意見も、ほとんど同じです。「ドコモの分離」というのはMBOがベストで、逆にドコモが光のインフラを買収して融合サービスを提供したほうがいいと思います。FTTHは今でも過剰設備・過少利用であり、無理に増やす必要はない。小池さんも指摘するように、欧米では光ファイバーの整備はもう終わりで、今ごろFTTHに力を入れているNTTはガラパゴス的な存在です。ましてそれを全世帯になんて、悪い冗談でしょう。モバイル・ネイティブ世代も、光ファイバーや地デジには何の関心もありません。 通信インフラは単なる手段であり、目的はそれを使って豊かな情報を得ることです。アメリカのインフラは日より貧しいのに、テレビは600チャンネル以上見られ、通信・放送の融合サービスが進んでいます。テレビを見るだけなら、地デジもBフレッツも必要なく、通信衛星がもっとも効率的です。ところが日テレビ局は、わざわざスク

    問題は通信業界ではなく放送業界だ - 池田信夫
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2010/05/21
    「NHKもドキュメンタリーの出演者にひとりひとり許諾を求めるなどの過剰コンプライアンスをやめ、BBCのように原則無料でオンライン配信すべきです」
  • 必要なのは速度ではなく自由である - 池田信夫

    FTTH論争はツイッターやブログで盛り上がり、佐々木俊尚さんもソフトバンク構想に全面的に反対しています。彼も指摘するように、インフラの整備が進んでも利用が進まないのは、ユーザーの生活の変化に供給側が追いついていないからです。図の総務省の統計でも、FTTHの利用者はDSLからの乗り換えがほとんどで、固定ブロードバンド利用者の合計は2600万世帯程度で頭打ちになっています。 このように市場が飽和するのは、携帯電話が1億台を超えたのに比べるとずっと早く、その原因はブロードバンドの需要が固定からモバイルへ移っているためと思われます。最近の若者の行動についての調査を見ると、彼らの生活の中心は自宅ではなくケータイになっており、固定回線はほとんど使っていない。ところがソフトバンクの「アクセス回線会社」構想は、依然として自宅からデスクトップPCでアクセスする旧世代を想定しており、ユーザーの要望とずれていま

    必要なのは速度ではなく自由である - 池田信夫
  • 映画「アバター」が社会に示唆すること(デジタルによるリアルの「代替」) - 磯崎哲也

    ジェームス・キャメロン監督の最新作「アバター(AVATAR)」の公開が待ちきれずに、22日の「前夜祭」で同作品を見た。 これはスゴい。スゴすぎる。 この映画、キャメロン監督自身が「子供の頃、ありとあらゆるSF小説を読み漁っていた、その集約」と言うように、内容は「エイリアン」や「スターウォーズ」「デューン」といった今までの名作映画の面白いところをふんだんに詰め込んだ「だけ」とも言える。 (同じキャメロン監督の「タイタニック」を「『ロミオとジュリエット』と同じじゃん」と言ってしまえばそれまでなのと同様。) しかし、この映画で使用された「3D」技術が社会に与えるインパクトについては、非常に多くのことを考えさせられる。 (注:つまり、この映画は「3D(立体)」で観ないと意味が無いと思う。) 「今までも遊園地の劇場などで3Dコンテンツはあった。何も目新しくない。」とおっしゃる方もいると思うが、そう

    映画「アバター」が社会に示唆すること(デジタルによるリアルの「代替」) - 磯崎哲也
  • 記者クラブ問題は民主党政権の本物度を測るバロメーターだ

    *今月から毎週木曜日に、ゲストブロガーの記事を掲載します。 ビデオニュース・ドットコム代表/ビデオジャーナリスト 神保哲生 民主党は野党時代からすべての記者会見をすべてのメディアに開放してきた。こんな当たり前のことが強調されなければならないところに、現在の日のメディアが抱える問題の深刻さが滲み出ているのだが、少なくとも野党時代の民主党はそのことの重大さを認識していたように見えたし、政権を取ったら政府の記者会見も開放することを公然と約束していた。 ところが、民主党が政権の座につき、約束通りすべての記者会見がオープンになるかと思いきや、どうしてどうして、今それが方々で難航したり頓挫したりしている。なんと言っても、選挙前の記者会見で繰り返し記者会見のオープン化を宣言してきた鳩山首相自身が主を務める首相官邸の記者会見からして、今のところ開放されていないのだ。 民主党を継続的に取材してきた非記者ク

    記者クラブ問題は民主党政権の本物度を測るバロメーターだ
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