agoraで池尾和人教授が「スタグフレーションはあり得るのか」と題した記事を投稿されている。 その中で ただし、逆にいうと、実質的に経済全体の所得が減っているにもかかわらず、従前と同じ実質的な生活水準を維持することを求められるような制度的保護や交渉力を国民のかなりの部分が有しているのでなければ、コストプッシュ型のインフレーションは起きえない。そして、コストプッシュ型のインフレーションが起きえなければ、(経済停滞の下では定義的にディマンドプル(demand pull)型のインフレーションはありえないので)スタグフレーション(不況下のインフレ)も起こりえない。単なる経済停滞があり得るだけである。 http://agora-web.jp/archives/1250154.html として、日本ではスタグフレーションは起こりえないとの説明を示されている。 (記事の後半には特定の条件下でのスタグフレ