という点についてNick Roweが考察している。 従来、彼はインフレ目標で需要不足による不況が防げると考えていたという。しかし、カナダや英国の経験に照らして、その考えが間違いであったことを悟ったとのことである。 1/9エントリで彼は以下の3枚の図を示し、その点を説明している。 最初の図は、カナダ銀行が2%のインフレ目標をきちんと達成していたことを示している。しかも、長年に亘ってきちんと達成していたので、あくまでもインフレ率目標の政策であったにも関わらず、物価水準目標という点からも合格点を与えられる結果になっている。 2番目の図はコアCPIであるが、2%よりやや低いトレンドラインに乗っている。これはコアCPIが総合CPIより下方乖離することで説明でき、想定の範囲内である、とRoweは言う。彼がこの図を提示したのは、総合CPIに急上昇と急低下の“こぶ”が見られた2008年においても、コアCP