C++17 で(非順序)連想コンテナに追加された以下の新機能の紹介です。 ・ユニークキーマップの挿入インタフェース向上 (Improved insertion interface for unique-key maps) ・(非順序)連想コンテナの接合 (Splicing Maps and Sets)
はじめに 本書は2017年に規格制定されたプログラミング言語C++の国際規格、ISO/IEC 14882:2017の新機能をほぼすべて解説している。 新しいC++17は不具合を修正し、プログラマーの日々のコーディングを楽にする新機能がいくつも追加された。その結果、C++の特徴であるパフォーマンスや静的型付けは損なうことなく、近年の動的な型の弱い言語に匹敵するほどの柔軟な記述を可能にしている。 人によっては、新機能を学ぶのは労多くして益少なしと考えるかもしれぬが、C++の新機能は現実の問題を解決するための便利な道具として追加されるもので、仮に機能を使わないとしても問題はなくならないため、便利な道具なく問題に対処しなければならぬ。また、C++の機能は一般的なプログラマーにとって自然だと感じるように設計されているため、利用は難しくない。もしC++が難しいと感じるのであれば、それはC++が解決すべ
(注:2017/10/25、いただいたフィードバックを元に翻訳を修正いたしました。修正内容については、 こちら を参照ください。) (注:2017/02/07、タグが誤っていたので修正いたしました。) C++11/14/17 概要 C++11/14/17に関する記述や例の多くは、様々なリソース(詳しくは謝辞の項目をご覧ください)を参考にしており、それらを自分の言葉でまとめてみました。 C++17には、以下の新しい言語機能が導入されています。 クラステンプレートに対するテンプレート引数の推論 autoによる非型テンプレートパラメータの宣言 フォールド式 かっこ付き初期化リストを持つauto推論の新しい規則 constexprラムダ インライン変数 入れ子になった名前空間 構造化されたバインディング 初期化子によるステートメントの選択 constexpr if C++17には、以下の新しいライ
この記事は、C++ Advent Calendar 2016の17日目です。 こんにちは。聖夜も来週に迫ってまいりました今日このごろ、皆様に置かれましてはどうお過ごしでしょうか。私はAdCの締切に追われています。 さて、先日もアドベントカレンダーに一本記事を書かせていただきましたが、今回は初心者向けカレンダーではないので初心者向けではない内容を書こうと思います。 いよいよ来年に迫ってきたC++17、欲しかった機能が規格に盛り込まれたかどうかは分かりませんが、コンパイラーの実装も結構進んできて、"-std=c++1z"オプションを使えば試せるものも増えてきました。 この記事ではそんな新機能のうち、コア言語機能で、gcc/clangどちらかのコンパイラーに実装されているものを試していこうと思います。 どれが実装されているかとか自分で調べるのは面倒なので、こちらを参照したいと思います。各コンパイ
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