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ブックマーク / pret.yakan-hiko.com (8)

  • 米国大統領とテカムセの呪い | プレタポルテ by 夜間飛行

    ※高城未来研究所【Future Report】Vol.456(2020年3月13日発行)より 今週は、那覇にいます。 毎週数万人単位で訪れるクルーズ船が来なくなり、また、発着する海外航空路線も約8割が減少していることから、国際通りをはじめ、沖縄の観光地はどこもガラガラです。 ホテルも通常の半値以下も当たり前で、なかにはキャンセルしないことを前提にした8割引きプランも珍しくありません。 現在、海外ゲストを中心に宿泊キャンセルが相次ぎ、単月の客室稼働率が38%しかなく、このままでいけば、稼働率は20%台まで低下する可能性があります。 今週、ついにWHOがコロナウイルスのパンデミック宣言を出しました。 来週末のオリンピックの聖火リレーにあわせて、今後政府が自粛解禁を公にしても、コロナウイルスの蔓延に歯止めがかかっている様子はなく、当面旅行マインドはそう簡単に回復しないと考えられます。 政府発表は

  • バーゲンプライスが正価に戻りその真価が問われる沖縄 | プレタポルテ by 夜間飛行

    ※高城未来研究所【Future Report】Vol.459(2020年4月3日発行)より 今週も、那覇にいます。 数日間東京に戻り、仕事道具を整え、オンラインでは難しいご年配の方々との打ち合わせを終え、再び沖縄に戻りました。 気がつくと、この1ヶ月近く、大半の時間を那覇を中心に過ごしています。 沖縄は、この二週間ほどで季節がガラリと移り変わり、都市部を離れると大地に咲く花模様や風が変わったことに気がつきます。 若葉が一斉に芽を吹き、草花は彩りを増して、大地を潤していく。 沖縄では、この美しい時期を「うりずん」と呼びます。 「うりずん」は、3月から4月(旧暦の2〜3月)にかけ、冬が終わり、大地に潤いが増してくる時期のことで、その語源は「潤い初め(うるおいぞめ)」から来てると言われますが、いわゆる春とも違い、南国ならではの季節感を実感しています。 しかし、5月頭にはもう梅雨入りしてしまうこと

    Amrak
    Amrak 2020/04/11
  • 開成中高校長「『勉強しなさい』を言ってはいけない」教育論の波紋 | プレタポルテ by 夜間飛行

    最近、開成学園の中学高校の校長である柳沢幸雄さんの教育論が、あちこちで反響を呼んでいるので、とても気になって見ております。 「勉強しなさい!」を言ってはいけない…開成・柳沢校長の教育論 都内進学校校長ロングインタビュー 【開成中/高】 柳沢幸雄 #1「グローバル化が喧伝されるのは、未来が輝いていない時代だから」 子どもに勉強は教えるな 東大合格者数日一 開成の校長先生が教える教育論(柳沢幸雄・著) 私は1973年のベビーブーム生まれ、中学受験を経験しているわけですけれども、そのときは同学年に子どもの数が多すぎて猛烈な受験戦争の渦中にありましたが、お陰様で受験に向いた頭脳と性格をしていたためか、開成、慶応中等部をはじめ各校の合格を頂戴して、激しい受験勉強の反動で凄まじい反抗期を迎えいまに至ります。 で、私の小学校時代を振り返れば、教育熱心な父と母から「勉強しろ」と毎朝毎晩言われ、週6日塾に

  • 2017年、バブルの時代に | プレタポルテ by 夜間飛行

    一年を振り返って、と言われるとどうしても暗号通貨の一連のバブル現象と行く末について思いを馳せてしまうのであります。この原稿を書いている12月25日時点でビットコイン(BTC)はいまなお100万円以上の値段がついているものの最高値からは4割近い下落をしたり、大幅にリバったりと、もはや完全なチューリップ状態です。 個人的には、この現象を読み解くためにはエドワード・チャンセラーの名著『バブルの歴史』(日経BP)を強くお薦めするのですが、この中で語られている南海泡沫事件やチューリップバブルはいつ読んでも教育的で、また示唆に富む内容であると私は思います。 バブルの歴史 チューリップ恐慌からインターネット投機へ つまりは「バブルは崩壊してみないと分からない」うえに「投機的な動きは投機的な動きを呼ぶため、来の価値や価格を考察することが無意味になる」ことが重大な事態を引き起こすと言えます。 逆に言えば、

  • 「たぶん起きない」けど「万が一がある」ときにどう備えるか | プレタポルテ by 夜間飛行

    このところ、投資家界隈でも不動産や買い持ちスタイルの投資をやっているメンバーの間で持ちきりな話題が2つあり、片方が北朝鮮問題、もう片方が中国経済の信用不安であります。 これはもう、感性の問題ですので「そう思う」か「そうは思わない」か、それもこれといった根拠のある話ではないので、相場観次第でどうとでも取れる内容ですが、日でも海外でも「この景気は長くは続かないよなあ」というもっさりとしたコンセンサスがべったりと共有認識であるグループから、そっとディフェンシブな投資にウエイトをかける、という方針になったりして、興味深いところはあります。 もちろん、格的なリセッションが世界経済で起きましたとなれば、「そもそもディフェンシブな投資とは何か」という哲学的な命題が出てきます。マカオやドバイ、シンガポールといった金融セクターに置いておいたお金は不安定な状況に放り出されますし、安定した通貨と言われても米

  • スマホが売れないという香港の景気から世界の先行きを予見する | プレタポルテ by 夜間飛行

    高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より スマホが売れないという香港の景気から世界の先行きを予見する ※高城未来研究所【Future Report】Vol.334(2017年11月10日発行)より 今週は、香港にいます。 11月に入り、香港マーケットは、10年ぶりの高値をつけています。 現在、世界同時株高が起きていまして、この背景には、金融緩和によって世界中で行き場を失ったマネーが、直近のリスクが少ないと思われる株に流れてきているという見方が一般的です。 しかし、街を見渡すと、景気が良いようには見えません。 もう30年に渡り、香港の定点観測地として僕が見ているモンコックの携帯電話ビル「先達広場」では、発売されたばかりのiPhone Xが山積みになっていて、驚きました。 ここ数年の傾向としまして、あたらしいApple製品は常にプレミア価格がつき、「先達広場」ビル内の

  • 目下好調の世界経済にバブル崩壊のシナリオと対処法はあるのか | プレタポルテ by 夜間飛行

    嵐のようなアメリカトランプ大統領の東アジア歴訪が心配されたほどの混乱もなく終え、要するにいまのアメリカ大統領のほうが北朝鮮の若き独裁者よりも取れるオプションが多く変人であるがゆえにリスクが高いよね、という共通認識ができた感じでしょうか。 韓国では米韓首脳会談のドタバタをよそに在韓米国人の国外退去に関するガイドラインが改めて出され、アメリカ政府要人や企業幹部クラスの韓国街への退避が増えているように見えますが、昨今の報道でも出ているとおり「差し迫った対北朝鮮有事」への対応はもっぱら北朝鮮の暴発というよりもトランプさんの北朝鮮単独攻撃決断のほうが大変じゃないかという流れになっています。 実際、トランプさんが北朝鮮攻撃を決断したとしても、地上兵力の投入がない限り、真の意味での北朝鮮の非核化は困難を極めます。どこに隠しているか必ずしもすべては分からないし、意外なところに国際的な協力者が潜んでいる可

  • 総ブラック社会はやっぱり回避しないといけないよね~~『人間迷路』のウラのウラ | プレタポルテ by 夜間飛行

    人気メルマガ『人間迷路』の制作裏話、新人がなかなか出てこないブログ界の事情(イケダハヤトさんをなぜいじるのか)、そしてブラック企業問題などを通して、「日のしくみ」について語っていただきました。15000字のロングインタビューです。 聞き手:井之上達矢(夜間飛行代表取締役) Q&Aコーナーに来る人生相談が予想以上にヘビーだった 井之上:やまもとさんのメルマガは、Q&Aの熱量がとにかく高いですよね。 やまもと:毎回、悩むのは「私に回答する資格はあるんだろうか」ということなんですよ。質問にはなるべくすべて回答するようにしているんですけど、とてもカジュアルには回答できない質問が結構来るんです。 例えば、「会社を辞めようと思っています。家内もいるし娘もいるし、もう仕事を続けられません」というような質問をいただいたことがあります。それで、「いや、奥さんと娘さんがいらっしゃるのでしたら、普通は仕事を続

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