米ワシントンD.C.の連邦捜査局(FBI)本部(2007年8月3日撮影)。(c)AFP/MANDEL NGAN 【11月23日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に共鳴して今年4月、米カンザス(Kansas)州の米軍基地で自爆攻撃を計画したとして、米国人ジョン・ブッカー(John Booker)容疑者(20)が逮捕された。 この逮捕はおとり捜査によるもので、FBIの覆面捜査官が半年間にわたってブッカー容疑者を巧みに操っていたことが判明した。捜査官の行ったことの中には、「殉教」に関する動画製作を手伝ったり、爆弾製造のための材料リストを提供したり、さらに実際には不活性ではあったが爆発装置を作ったりといったことまで含まれた。 米国領内でテロ行為への勧誘を行う人物を摘発するFBIのおとり捜査官は増えているが、時に感化されやすい若者に過剰に働き掛け、そうした若者たちが自分だけでは考えつ