男「この会社に入ってまだ何ヶ月も経っていないし、まだよく分からない人ばかりなんだよなぁ。ほら、うちのボスとかさ」 女「あの人は特にね。私ももっと仲良くなりたいと思ってるんだけど、なかなかね」 男「でも、あなたとは同じようなこと考えていることが度々あるし、ある程度……えーと、分かってきたのかぁとは思う」 女「あはは、そっかぁ、確かにそうかもね」 男「そうそうそう」 女「じゃ、じゃあさ、きっともう気づいていると思うんだけど……」 男「え、ああ、うん、俺も好きだよー。あはは」 女「ちょ、ちょっと、茶化さないでよもう。でも、私さぁ、自分の気持ちを確信してしまうのがまだ怖くって……」 男「……は? え、えええっ? 本当に?」 女「あれ? 意外? 鋭いあなたのことだからとっくにバレてると思ったのに」 男「え、だって、まだ……短いじゃん。入社したのは……七月だし」 女「だね。あ、でも、いつから気になって