糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 人生ゲームのゴールに描かれる人物 2008-10-06 もう、いまの人たちは そんな言葉があることさえ知らないかもしれないけど、 ある時代には、 「末は博士か大臣か」ということが、 言われていたらしい。 博士になれないかもしれないけれど、 大臣にはなれないとは思うけれど、 なれるものなら、なってみたいものだと、 たくさんの男の子たちが考えていたんだろうな。 あるいは、ちょっとやる気のある親が、 自分の子どもを「末は博士か大臣か」にしたいと 願っていたんだろうね。 そうかと思えば、 男の子たちの将来の夢が軍人さんだという時代も、 たぶんあったのだろうと思う。 社長さんだとか、お金持ちだとかっていう言い方で、 将来なりたい立場を語る子どもも、いた