海上自衛隊員の自殺をめぐる裁判で、廃棄したとされた内部調査の文書がその後見つかった問題で、海上自衛隊の裁判の担当者が、文書の破棄を促すメールを別の担当者に送っていたことがわかりました。 この問題は、平成16年に海上自衛隊横須賀基地所属の護衛艦に勤務していた21歳の乗組員が自殺したことをめぐる裁判で、国が廃棄したと説明していたいじめに関するアンケート調査の文書が、去年6月、海上自衛隊横須賀地方総監部で見つかったものです。 この問題で、東京の海上幕僚監部で裁判を担当していた事務官が、去年2月から3月の時点で、横須賀地方総監部の担当者から、文書が発見されたと報告を受けていたのに放置し、さらに去年6月になって、この担当者に「文書を破棄する際は隠密にお願いします」などと、文書の破棄を促すメールを送っていたことがわかりました。この事務官は、内部調査に対し「文書の保存期間が過ぎており、破棄してもよいと安