アメリカ政府は、イスラム過激派組織「イスラム国」との間で「戦争状態にある」という認識を示し、最大で3万人を超す戦闘員を擁する過激派組織に対し、シリア国内の穏健派の反政府勢力に軍事訓練を行うなどして攻勢を強めたいとしています。 イラクやシリアで勢力を拡大する「イスラム国」について、ホワイトハウスのアーネスト報道官は12日の記者会見で、戦闘員の数が2万人から3万1500人に上るとみていることを政府として初めて確認するとともに、「アメリカは、国際テロ組織アルカイダに対するのと同様、「イスラム国」との間でも戦争状態にある」と述べました。 これに関連して、国防総省のカービー報道官は12日、「シリアの穏健派の反政府勢力の戦闘能力の強化が、『イスラム国』やアサド政権に対抗するうえで重要だ」と述べ、シリアの穏健派の反政府勢力に軍事訓練を行うなどして、「イスラム国」に対する攻勢を強めたいという考えを示しまし