日本熊森協会が「鳥獣の保護を図るための事業を実施するための基本的な指針」(案)に関する意見の募集(パブリックコメント)に対して、思いっきり激しい言葉でツッコミを入れている。でもって、ブクマでは熊森に批判的なコメントが多く寄せられている。 でも、たとえば、 今回の改定内容は、これまで以上に野生鳥獣の保護管理(=ワイルドライフマネジメント=殺害)や個体数調整(=殺害)という名の殺戮を促進拡大するもので、【略】 という箇所を読むと、案外、いまの日本の鳥獣保護管理の現場の事情から考えて、さほど的外れなことを言っているわけではないのではないかという気がしてくる……と書くとあらぬ誤解を受けそうなので、大急ぎで補足しておくが、「保護管理」も「個体数調整」も「殺害」と同義ではない。ただ、保護管理または個体数調整の手段のひとつとして捕殺があるというだけのことだ。 問題は、手段のひとつに過ぎない捕殺が、場合に