兵庫県の斎藤元彦知事らへの告発文を作成した元西播磨県民局長(故人)の私的情報が漏えいした問題で、神戸学院大の上脇博之教授が10日に斎藤知事ら3人を地方公務員法(守秘義務)違反容疑で神戸地検に告発したのを受け、斎藤知事は11日午前、報道陣の取材に「告発は重く受け止める。詳細は把握していないのでコメントできない」と述べた。 県が設置した第三者調査委員会の報告書は、井ノ本知明前総務部長が元県民局長の私的情報を県議に漏えいしたと認定。その背景として「知事や元副知事の指示による可能性が高い」と指摘した。 告発状によると、斎藤氏は昨年4月上旬ごろ、元県民局長の公用パソコン内にあった私的情報について、議会に知らせるように命じるか、唆すなどし、井ノ本前総務部長が複数の県議に文書や口頭で漏らしたとしている。片山安孝元副知事も斎藤氏による指示の報告を受け、容認したなどとした。地検は受理するかどうかを検討してい
