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ブックマーク / ikedanobuo.livedoor.biz (134)

  • 二審判決についての補足 : 池田信夫 blog

    2016年08月26日10:28 カテゴリその他 二審判決についての補足 きのうの判決は「双方の控訴を棄却した上で一審判決を失効とする」というわかりにくい形になっているので、ちょっと解説しておこう。 これは原告(上杉)が二審で請求を変更し、「著作権を侵害していないので、記事をすべて削除して賠償を200万円にしろ」という荒唐無稽な要求をしたためだ。これにともなって原告は一審の削除請求を放棄したので、自動的に一審判決が破棄され、私の控訴も無効になった。しかし裁判所はこの二審の請求をすべて却下した。判決のコアは、最後の下線の部分である。 「一審訴原告の当審における新たな請求は理由がないから、これを棄却する」というのは、二審における上杉の請求をすべて棄却するという意味だ。「件各記事の削除を命じた原判決主文第2項及び第3項は、その効力を失っている」ので、一部の記事の削除を命じた原判決も失効して、

    二審判決についての補足 : 池田信夫 blog
  • 【再掲】上杉隆は嘘つきである : 池田信夫 blog

    2016年07月29日13:26 カテゴリその他 【再掲】上杉隆は嘘つきである 私の上杉への反訴は一審で私が勝訴し、二審で上杉の控訴が棄却されて確定したので、上杉の嘘が確認された。 上杉の私に対する訴訟については、以前の記事でも指摘したように、東京地裁(谷口園恵裁判長)の判決には「読売新聞社編集部」という架空の部署に私が問い合わせしなかったという明白な事実誤認があったので、私は即日控訴した。 私の反訴は、上の上杉wikiでも指摘されているように、MXで上杉が読売の記事のコピペを「著者調べ」と書いておきながら、「池田がツイートを改竄した」と嘘をついたことが名誉毀損にあたるという訴訟で、これについて判決は「原告[上杉]は、被告池田に対し、50万円を支払え」と書いており、上杉の全面敗訴である。 つまり裁判所は、上杉は嘘をついたので50万円の賠償をしろと命じたのだ。すでに上杉は「同じ情報番組内で、

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  • 植村隆氏への回答 : 池田信夫 blog

    2015年02月13日18:16 カテゴリメディア 植村隆氏への回答 元朝日新聞の植村隆氏が、あちこちに訴訟を起こしている。今週は櫻井よしこ氏とWiLLを相手に起こし、他にも多くの内容証明を送っているようだ。私には来ていないが、彼が『世界』2月号で私の『朝日新聞 世紀の大誤報』に反論しているので、お答えしておく。 彼が事実誤認だと指摘しているのは、1992年1月の「慰安所 軍関与示す資料」の記事を植村氏のものと私が書いた点だが、これは昨年12月22日に発表された朝日新聞の第三者委員会の報告書で次のように事実関係が明らかにされた。吉見氏は1991年の年末に資料の存在について東京社会部の記者であった辰濃哲郎に連絡をしたと言い、上記朝刊1面記事を中心となって執筆した辰濃は、1991年の年末に吉見氏から連絡を受けて過去の政府答弁などを調べ、当該資料の存在にはニュース性があると判断して記事化を考えた

    植村隆氏への回答 : 池田信夫 blog
  • 解散・総選挙は合理的である : 池田信夫 blog

    2014年11月11日16:40 カテゴリ法/政治 解散・総選挙は合理的である 急に解散風が吹いてきた。政治部の記者は、政策はアマチュアだが政局はプロなので、彼らの解説は信用できる。12月2日解散で14日投開票というスケジュールが有力らしい。その理由は消費税ではない。内閣支持率である。政治家が使うNHKの世論調査で、支持率は8%落ちて44%になった(社会実情データ図録)。 これはアベノミクスへの期待が消えてきたことを反映していると思われる。このままでは、来年はもっと悪くなる。4月の統一地方選挙と同時という説もあるが、それより今のほうがいい。秋の総裁選の後という説もあるが、来年後半以降になると、経済がボロボロの状態で解散に追い込まれる麻生内閣のパターンになる。 経験則によれば、自民党の得票率は内閣支持率にほぼ比例する。麻生首相のように15%という末期的な状態で解散すると、惨敗する。今のうちな

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  • NYTのオオニシ記者が世界にばらまいた嘘のウイルス : 池田信夫 blog

    2014年10月28日09:52 カテゴリメディア NYTのオオニシ記者が世界にばらまいた嘘のウイルス 今夜の言論アリーナは、モーリー・ロバートソンと一緒に、"Is Fukushima Dangerous?"と題して、海外向けに英語で放送する。福島原発事故を初めとして、日についての誇張されたニュースが、世界にあまりにも多く広がっているからだ。 モーリーによれば、その原因は「日が退屈な国だからだ」という。東京に赴任してきた海外メディアの記者は、かつてのような華々しい経済ニュースが出せないので、原発事故や慰安婦のような後ろ向きの話を大げさに伝えるしかない。その典型が、エボラ出血熱の騒ぎで名前の出たNYTのノリミツ・オオニシ記者だ。 彼は2007年に「安倍首相の否定した性奴隷が見つかった」というニュースでNYTの1面トップを飾ったが、これは単なる軍紀違反事件だ。ジャカルタの方面軍司令部がそれ

    NYTのオオニシ記者が世界にばらまいた嘘のウイルス : 池田信夫 blog
    BIFF
    BIFF 2014/10/28
    このタイトルは、ダメじゃないのか。。(笑)
  • 高木健一はインドネシアで何をしたのか : 池田信夫 blog

    2014年10月16日01:39 カテゴリその他 高木健一はインドネシアで何をしたのか 慰安婦問題の主役は、高木健一・福島みずほなどの弁護士グループである。彼らはもともと吉田清治の作り話にすぎなかった「慰安婦狩り」に目をつけ、韓国まで行ってビラをまいて原告を募集した。何もないところに原告を募集して問題を作り出し、「アジアへの加害責任」を掲げて朝日新聞などに売り込み、社民党などと連携して国会で騒ぎを大きくするビジネスモデルは、なかなか独創的なものだった。韓国人慰安婦の訴訟で敗北した彼らが、次に目をつけたのがインドネシアだった。高木をリーダーとする日弁連の調査団は、1993年に地元の人権団体に依頼して調査を始めた。当時インドネシアでは、兵補(インドネシア人の補助兵)の一部が日に対して補償要求をしていたので、高木たちはこの運動と連携してビラをまいて原告を募集した。 「元慰安婦」の補償は1人20

    高木健一はインドネシアで何をしたのか : 池田信夫 blog
  • 高木健一弁護士からの訴状 : 池田信夫 blog

    2014年10月09日21:05 カテゴリ法/政治 高木健一弁護士からの訴状 きょう高木健一弁護士から名誉毀損の訴状が来た。その根拠は、私の「慰安婦をい物にする高木健一弁護士」という記事だ。ここで私が書いたことは、彼が韓国からインドネシアまで行って原告を募集したという周知の事実である。1996年の「朝まで生テレビ」で、藤岡信勝氏に面と向かって証拠を突きつけられ、高木は反論できなかった(奇妙な字幕があとからついた)。 くわしいことは書けないが、プロの訴訟とは思えないほどお粗末だ。そもそもこれはブログ記事なのだから、彼が「誤りがあるので訂正しろ」といえば訂正できる。あの上杉隆でさえ、そういう内容証明を出してから訴訟を起こした。それが今度は、反論も訂正要求もしないで、いきなり訴だ。 高木は苦しまぎれに、西岡力氏などあちこちに訴訟を乱発しているようだ。自慢じゃないが、私は名誉毀損訴訟は慣れてい

    BIFF
    BIFF 2014/10/10
    池田さんは「名誉毀損訴訟」で全勝中なのか。。福島女史は訴えないのかな。。今後の経過に注目。
  • 中村修二氏の生存バイアス : 池田信夫 blog

    2014年10月08日21:33 カテゴリ経済 中村修二氏の生存バイアス 今年のノーベル賞に、日人が3人(うち1人はアメリカ国籍)選ばれたことが話題になっているが、よくあるのが長谷川豊というフリーアナウンサーのような話だ。200億しか請求していないにもかかわらず、判決は「いえいえ、あなたの価値は604億円ですよ」と言ってのけた。これはとても大きなニュースになった。[…]しかし中村氏は、わずか6億円という、地裁が認めた600億円から100分の一というあまりにも小さすぎる値段での和解に合意。そして…この天才科学者は日から去っていった。ではかりに東京地裁の命じたとおり、中村氏が600億円取ったとしよう。これは日亜化学が得た利益の50%らしいから、今後は企業は研究開発による利益の50%を社員に取られることになる。すると日の企業は、青色レーザーのようなハイリスクの技術には絶対に投資しなくなるだ

    中村修二氏の生存バイアス : 池田信夫 blog
    BIFF
    BIFF 2014/10/08
    日亜が404特許を放棄したのを見ても発明単独での価値は高裁の和解勧告が妥当だと思う。しかし日亜の青色LED事業に中村氏は不可欠で、事業の成功への貢献に対する会社からの報酬は不十分だった。
  • もはや問題は「強制連行」ではない : 池田信夫 blog

    2014年09月28日09:27 カテゴリ法/政治 もはや問題は「強制連行」ではない 朝まで生テレビで、朝日新聞OBと私の意見が一致し、秦さんと一致しなかった点がある。「もはや強制連行の有無は争点ではない」ということだ。これまで朝日が「慰安婦は軍に連行された」というデマを流してきたから、それが争点になっていたが、彼らが強制連行を否定した今となっては、それを論じることには意味がない。 もちろん朝日はその点を訂正して記事を撤回すべきだが、問題の質はそこにはない。まず大事なのは、請求権の問題である。韓国は1965年の日韓請求権協定で賠償請求権を放棄しているので、日はこれ以上つかみ金を出すべきではない。佐々江案のような中途半端な形で出すと、また挺対協が「日は国家責任を認めていない」と騒いで、韓国政府は対日非難をやめないだろう。 これはほっておけばよい。そこまでは秦さんと一致したのだが、彼は「

    BIFF
    BIFF 2014/09/28
    「従軍慰安婦問題」で請求権が大事だという池田さんの認識は凄く重要、一部に「生き残りの慰安婦に賠償してさっさと一段落つけるべき」という論があるけれど、解決どころか次の問題を生む。
  • 洪思翊中将の処刑 : 池田信夫 blog

    2014年09月25日00:06 カテゴリ 洪思翊中将の処刑 今回の騒ぎの中で書を読み返した感想をメモしておく。このの半分以上は裁判記録で、うんざりして投げ出したのだが、そこで山がこだわっているのは「忠誠とは何か」という問題だった。 洪は陸大を出て、李王家以外では朝鮮人として最高の中将にまでなった人物である。その忠誠心は「いつめた」とか「面従腹背」といった言葉では説明できない。当時、最高の知識人だった洪が、なぜ「天皇陛下の軍隊」の指揮官になったのか――山はこの謎を解こうと3000ページ以上の裁判記録を追うのだが、その答は出ない。洪は冤罪に対して何も抗弁せず、処刑されたのだ。 それは合理的に説明すると、天皇制の背景にある儒教の思考体系が、日より儒教の影響の強い朝鮮の文化になじんだのかもしれない。洪は(朝鮮の知識人では普通だが)四書五経をすべて暗記していたという。中国に皇帝のいな

    洪思翊中将の処刑 : 池田信夫 blog
  • 福島みずほが韓国をけしかけて慰安婦問題を拡大した : 池田信夫 blog

    2014年09月23日13:32 カテゴリ 福島みずほが韓国をけしかけて慰安婦問題を拡大した いま書いている電子の資料として、メモしておく。書は1997年に行なわれた国会議員のヒアリングの記録で、としての完成度は低いが、資料としては貴重だ。特に重要なのは、朝日新聞と一緒になって「広義の強制」を宣伝した吉見義明氏の発言である。朝鮮半島や台湾では、官憲による奴隷狩りのような連行があったかどうかということは、資料では確認できないのが現状であるということであります。私どもはこういう「官憲による奴隷狩りのような連行があった」ということはこれまでずっと言っておりません。(p.184)つまり彼の言葉でいうと「狭い意味での強制連行」はなかった。これはすべての歴史家の合意する事実である。では彼は何を問題にするのか。彼は「業者の選定も軍あるいは軍に要請された総督府等が行なっている」というが、これも政府

  • 朝日新聞とNYTの慰安婦デマは日本人のイメージを傷つけた : 池田信夫 blog

    2014年09月19日11:28 カテゴリメディア 朝日新聞とNYTの慰安婦デマは日人のイメージを傷つけた ニューズウィークで、冷泉彰彦氏が「朝日の誤報で日人は誤解されていない」という。だから彼は朝日の誤報問題を追及する必要はないというのだが、奇妙なことに日政府が誤解を解く努力は誤解をまねくという。第4の誤解は、「狭義の強制はなかった」という点など、「枢軸国日の名誉回復」を進めることが、国際社会での日の立場を強化するという考え方です。これは大変に危険な誤解です。というのは、この考え方で押し切れば、中国韓国は「現在の日政府や日人は枢軸国日の名誉にこだわる存在」つまり「枢軸国の延長」だというプロパガンダを国内外で展開することが可能になります。ここを読んだだけでも、彼が問題を理解していないことは一目瞭然だ。慰安婦問題は「枢軸国日の名誉」とは何の関係もない(韓国政府でさえ、そん

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  • 人身売買の批判は「非歴史的」である : 池田信夫 blog

    2014年09月16日11:24 カテゴリ法/政治 人身売買の批判は「非歴史的」である 慰安婦問題はかなり煮詰まって、朝日新聞の逃げ場もなくなってきた。彼らが「強制連行はなかった」と認めた以上、残るのは人身売買である。その証拠はたくさんあり、おそらく娼婦の多くは何らかの身売りだったと思われる。これは戦前も違法であり、軍や官憲がそれを仲介した事実はないが、それを黙認していたことは明らかだ。 問題は、それに対して国家責任を認めるのかどうかという点に尽きる。これについて東郷和彦氏は、2007年にカリフォルニア大学サンタバーバラで行なわれた「歴史問題シンポジウム」で、多くのアメリカ人からいわれたことをこう記している(p.163以下)。日人の中で、「強制連行」があったか、なかったかについて繰り広げられている議論は、この問題の質にとって、まったく無意味である。世界の大勢は、だれも関心を持っていない

    人身売買の批判は「非歴史的」である : 池田信夫 blog
  • 朝日新聞は自分の仕掛けた罠にはまった : 池田信夫 blog

    2014年09月15日18:38 カテゴリメディア 朝日新聞は自分の仕掛けた罠にはまった 一時は朝日新聞の誤報騒動に茫然として言葉を失った韓国メディアも、ようやく反撃に転じている。ハンギョレ新聞は安倍首相の「慰安婦の女性たちを強制連行したのではないという事実を(朝日)新聞がさらに積極的に世に知らせる必要がある」という発言を批判し、「吉田証言が崩れても(女性に対する重大な人権侵害という)慰安婦問題の核心は変わらない」と言う。 これは報道ステーションやNYTの田淵記者の主張する「われわれの主張は吉田証言が崩れても影響を受けない」という話と同じだ。しかし吉田証言が嘘であることは1992年に秦郁彦氏が証明して吉見義明氏も同意し、河野談話でも採用していない。だから朝日は「周知の事実である吉田証言と女子挺身隊だけ否定して植村記者の記事は守る」というデカップリングの戦術をとったのだが、これが大失敗だった

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    BIFF
    BIFF 2014/09/17
    そう簡単にいくかなぁ。これは、行ってくれるといいけれど。
  • 「性奴隷」とは何か : 池田信夫 blog

    2014年09月14日12:22 カテゴリ法/政治 「性奴隷」とは何か NYタイムズの田淵記者とのやりとりでわかったが、NYTはsexual slaveryを国際刑事裁判所のenslavementの意味で使っているのだという。これは人身売買を禁止する規定だ。この意味での「性奴隷」が戦時中にあったことは明らかである。 内地でも、娼婦の多くは身売りしてきた娘だった。吉見義明氏のいう広義の強制性の主要な内容も人身売買だが、それは世界中にあった。これまで日は河野談話で人身売買への「政府の関与」は認めており、謝罪もしている。だから彼らが「性奴隷=人身売買について日政府は謝罪せよ」というのなら、その話は終わっている。 それ以上、何を認めろというのかがわからない。日では奴隷制は禁止されていたので、政府や軍が人身売買を行なった事実はない。慰安所を経営したのは民間業者であり、慰安婦は一般から募集され、

    「性奴隷」とは何か : 池田信夫 blog
    BIFF
    BIFF 2014/09/15
    「(慰安婦は)公娼だったから、軍が管理していた。これは今、風俗営業を警察が管理しているのと同じだ」これは言い過ぎ。
  • 朝日新聞は植村記者の「ねじ曲げ」を隠蔽している : 池田信夫 blog

    2014年09月15日00:45 カテゴリメディア 朝日新聞は植村記者の「ねじ曲げ」を隠蔽している 非常に細かいことだが、今後の「第三者委員会」で検証すべき論点として、11日の記者会見で残る疑問をもう一つ書いておく。産経の議事録ではこうなっている(YouTubeでは14:00以降)。産経 阿比留記者「金学順さんが親に、妓生(キーセン)へ売られたことは周知の事実ですし、その後の植村さんの記事は訂正されていない。明らかな事実のねじ曲げであると思いますが、いかがですか」 杉浦編集担当「朝日新聞としては、妓生イコール慰安婦だから仕方ないという考え方は取っていません。妓生学校にいたということをあえてそこで触れる必要はないと考えていた。それは当時の植村記者も同じであり、その後も同じだと考えている。そういう意味で、ねじ曲げではないと考えている」 阿比留「そうすると、金さんがまさか自分で『戦場に連行された

  • 朝日新聞という「大きな物語」の終わり : 池田信夫 blog

    2014年09月15日11:04 カテゴリメディア 朝日新聞という「大きな物語」の終わり 今週のメルマガで少し書いたが、知らない人も多いので、歴史のおさらいをしておこう。「吉田証言が崩れてもわれわれは正しい」と朝日新聞も報道ステーションNYTも主張しているが、あれが嘘であることは20年前にわかっている。質はそんなことではなく、朝日新聞の創作した大きな物語にあるのだ。 あす放送の言論アリーナで片山杜秀氏もいっていたが、終戦直後に日が絶対平和主義の憲法をつくったのは「GHQの押しつけ」ではない。「第2次大戦が最終戦争で、枢軸国がなくなればもう戦争は起こらない」というのが、丸山眞男から石原莞爾に至る幅広い日人の認識で、憲法改正のときも第9条にはほとんど反対がなかった。 しかし1948年ごろから冷戦が始まり、日でもレッドパージなどの「逆コース」で、岸信介などの戦犯が公職に復帰する。これに反

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  • 池田信夫 blog : 朝日新聞は北朝鮮の宣伝工作の尖兵だった

    2014年09月10日10:59 カテゴリメディア 朝日新聞は北朝鮮の宣伝工作の尖兵だった きのうの言論アリーナの話は非常に複雑だったので、時系列的に整理しておく。1983年11月:清田記者が「ひと」欄で吉田を取り上げる(慰安婦の話はない) 1990年9月:金丸信が金日成に80億ドル(1兆円)の賠償を約束 1991年8月:植村記者が「思い出すと今も涙」という記事で「女子挺身隊の名で戦場に連行され、日軍人相手に売春行為を強いられた朝鮮人従軍慰安婦」の記事を出す 1992年1月:宮沢訪韓の直前に「慰安所への軍関与示す資料」という1面トップ記事を出し、「朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した」と解説する 1992年:東京社会部の記者(53)が「デスクの指示で吉田氏に会い、裏付けのための関係者の紹介やデータ提供を要請したが拒まれた」 1993年8月:河野談話を各社は「強制連行認める」と報

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  • 外務省はクマラスワミ報告書の撤回を要求せよ : 池田信夫 blog

    2014年09月05日13:53 カテゴリ法/政治 外務省はクマラスワミ報告書の撤回を要求せよ 菅官房長官は、きょうの記者会見で、国連人権委員会が1996年に出したクマラスワミ報告について「わが国の基的立場や取り組みを踏まえていないことは遺憾だ」とコメントした。この報告書はとても国連の出したものとは思えない、出来の悪い学生レポートのようなものだ。 ここには多くの被害証言なるものが引用されるが、そのほとんどが出所不明の2次資料で、資料価値がない。たとえば16.最終的には、日人は暴力を使ったり公然と強要して、高まる軍の需要を満たす女性を集めることができたのである。非常に多くの女性被害者が、娘が連行されるのを阻止しようとした家族に暴力が加えられたと語り、時には無理矢理連れて行かれる前に両親の目の前で兵隊にレイプされたと言う。ヨ・ポクシルについての調査によれば、彼女も多くの少女と同様に家で捕ら

    外務省はクマラスワミ報告書の撤回を要求せよ : 池田信夫 blog
    BIFF
    BIFF 2014/09/05
    撤回を要請すれば、それを反日宣伝される。クマラスワミ報告の明らかに事実ではない箇所の修正を求める方が良い。撤回させるより、日本の主張が妥当だと国際社会に印象づける方が国益になる。
  • 政府ありて国民(ネーション)なし : 池田信夫 blog

    2014年09月04日23:25 カテゴリ 政府ありて国民(ネーション)なし 今週の週刊文春に出ている朝日新聞の木村伊量社長のEメール(文は有料)に、ちょっと考えさせられた。私の決意はみじんも揺らぎません。絶対にぶれません。偏狭なナショナリズムを鼓舞して韓国中国への敵意をあおる彼らと、歴史の負の部分を直視した上で互いを尊重し、アジアの近隣諸国との信頼関係を築こうとする私たちと、どちらが国益にかなうのか。これが物かどうかはっきりしないが、抗議文の大好きな木村氏が今のところ沈黙しているのをみると、物だろう。内容的にも、いかにもありそうだ。彼は「偏狭なナショナリズム」を批判しているが、これは偏狭ではないナショナリズムがあるという意味ではなく、ナショナリズム=偏狭という意味だろう。 これが朝日的リベラリズムかもしれないが、日リベラルの元祖である福沢諭吉は逆に、日には政府ありて国民(

    政府ありて国民(ネーション)なし : 池田信夫 blog