この日の試合では、2006年に現役引退した中田英寿が素晴らしい体のキレを見せていた。イベントとしての試合という枠を超え、出場した全選手、全観客が共に熱く燃えた日となった。 天国にいる松田直樹も、きっと雄叫びを挙げたに違いない。 後半ロスタイム、昨シーズン限りで引退を表明したゴン中山こと中山雅史が、相手GKの股を抜く“技ありシュート”を決めた。元日本代表、マリノスOBが集う「Naoki Friends」が松田の出身地である群馬県出身のJリーガーチームに4-4の同点に追いついたその瞬間、1万人を超える観衆をのみ込んだ正田醤油スタジアム群馬がドッと沸いた。 観客の投票によってMVPに選ばれた中山は試合後、張りのある大きな声で集まったファンに挨拶した。 「マツがこの状況を見て、笑顔でいてくれることを祈ります!」 割れんばかりの拍手がスタジアムを包んだ。晴天に恵まれた1月20日の日曜日、松田の故郷で
J1第1節の柏対横浜FMが10日行われ、3-3の引き分けに終わった。 リニューアルされた日立柏サッカー場のボルテージに後押しされるかのように、試合は序盤からハイテンションの幕開けを告げた。3分、右サイドでのレアンドロのFKから、ワグネルが中央で後方に流し、ファーサイドにいた酒井がプッシュ。これで柏が先制に成功する。 対する横浜FMもすかさず反撃を開始するなど、点が入り合う。7分、左CKから中村のキックをファーで折り返すと、鋭敏な動きでいち早くボールに反応した大黒が詰めて1-1とした。さらにその5分後の12分、柏のカウンターからレアンドロ、ワグネルとテンポよくつなぎ、最後は最終ラインのギャップを突いた田中が右足で冷静に決めて、柏が2-1と勝ち越した。 横浜FMが柏最終ラインの背後のスペースをシンプルに狙い、そこに大黒、小野が抜け出して惜しい場面を作つくり出したが、横浜FMはイージーなパスミス
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く