古代シナゴーグで見つかったモザイク画。これは最近公開されたものだ。(Photo: Mark Thiessen. Sources: Jodi Magness, University of North Carolina, Chapel Hill; Karen Britt, Western Carolina University) イスラエル、フコックの遺跡で見つかったローマ時代のシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)を飾るモザイク画。その美しく謎に満ちた画の全貌が公開された。(参考記事:「古代シナゴーグで発見された“場違いな”もの」) 5世紀に制作されたこのモザイク画には、位の高い男性ふたりが会談に臨む様子が描かれており、そのうちひとりは軍を率いる将軍のような姿をしている。ところが、ふたりの正体を示す記述がまったくないため、ここに描かれているのがどのような場面なのか、解釈は困難をきわめている。 「古代末
古代ギリシアにおける「他者」の発見と「他者」との境界をめぐる言説の展開―ヨーロッパという境界の策定の歴史的展開と近代における受容をめぐって
In recent decades, much evidence for women's sports in the ancient world has been uncovered. In ancient Greece, men concentrated on politics, wars, athletics, and the like, whereas desirable womanly qualities were considered to be beauty, modesty and obedience. Accordingly, no women's events were included in the ancient Olympic Games. It is said that married women were not allowed to be present at
イスラエルのエルサレムで古代ギリシャ時代の城塞遺跡が発掘された。(Photograph by Xinhua, JINI, Xinhua Press, Corbis) イスラエルの考古学者らは、エルサレム旧市街の中心部で2000年以上前に古代ギリシャ人が築いた堂々たる城塞跡を発掘した。この遺構は、ヘレニズム文化が古代エルサレムの街を支配していた時代についての初めての物証となる。 これまでは文献でしか知られていなかったが、城塞は、ギリシャ人支配からその追放へと発展する血なまぐさい反乱の中心地だった。ユダヤ教徒は今でもその出来事をハヌカ祭として祝っている。(参考記事:「聖地の門」) 「今回、ここがアクラと呼ばれる城塞の一部であることを示す、大きな証拠が得られました」と語るのは、イスラエル考古学庁の考古学者で発掘の責任者であるドロン・ベン=アミ氏だ。 発掘現場は、北は神殿の丘、南はパレスチナのシル
ギリシャ・アテネ近郊の集団墓地から見つかった人骨(撮影日不明、4月14日提供)。(c)AFP/GREEK CULTURE MINISTRY 【4月15日 AFP】ギリシャの首都アテネ(Athens)近郊でこのほど、男性の骨80体が埋められた集団墓地2か所が見つかった。考古学者らは、これらの人骨について、古代アテネの僭主(せんしゅ)になろうと反乱を起した貴族キュロン(Cylon)の追随者らのものである可能性があるという。 地方考古学局のステラ・クリソーラキ(Stella Chryssoulaki)局長が14日、ギリシャの古代遺産を管理する考古学中央評議会(Central Council of Archaeology)で今回の調査結果を発表した。 ギリシャ文化省の声明によると、今回の発見は「非常に重要」なものであるとして、評議会はさらに詳細な調査を開始する予定だという。 考古学者チームは、人骨
ペルシア戦争の英雄でありながら民会で苛酷な罰を受けた将軍ミルティアデス。アテネ最大の指導者ペリクレスの計数能力と公共事業。ソクラテスとプラトンの民衆裁判への敵意と侮蔑。「参加と責任のシステム」を検討しながら、試行錯誤を重ねてきた人々の歴史をたどり、時に理想視され、あるいは衆愚政として否定されるアテネ民主政の実態を描く。「民主主義」が問われる今、その源流へ遡って考える好著。高橋源一郎氏推薦。 現在の「民主主義」の源流の一つが、古代ギリシア、なかでもアテネの民主政に求められることは、だれしも否定できないだろう。支配者と被支配者の区別を消滅させるほどに徹底した民主政治のしくみを、2500年も以前のギリシア人はどのように創り上げたのか。そして、200年近くもの間、市民たちはどんな思いでそれを担い、守っていこうとしたのか。 ペルシア戦争の英雄でありながら、被告人として民会に引きずり出され、苛酷な罰を
ユリウス・カエサルの胸像(2008年5月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/BORIS HORVAT 【4月16日 AFP】古代ローマのユリウス・カエサル(Julius Caesar)は、軽度の脳卒中を何度も起こしていた可能性がある──このような新説を、英ロンドン大学インペリアルカレッジ(Imperial College London)の医師チームがこのたび発表した。落ち込んでいたとされる晩年の精神状態は、これで説明がつくという。 紀元前100年ごろに生まれ、同44年に暗殺されたカエサルをめぐっては、長年にわたり医学的な議論が交わされてきた。これまでの通説では、カエサルはてんかんを患っていたとされていた。 だが、目まいや立ちくらみ、手足に力が入らないなどの症状を再調査した研究チームは、カエサルが実際には循環器系の疾患に悩まされていた可能性があるとの結論を下した。 研究を発表したフランチェ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く