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2019年4月3日のブックマーク (1件)

  • ラッコが道具を使う謎、考古学の手法で迫る

    考古学者は先史時代のゴミを見るだけで多くのことを言い当てられる。太古の昔、腹を空かせた人々が砕いた貝殻の山から、私たちヒトがどこで、どのように、どれくらいの間、暮らしていたのかを読み解くのだ。 科学者たちは現在、同じ考古学的手法を用いることで、ある絶滅危惧動物の新たな側面を解き明かそうとしている。(参考記事:「乱獲で激減、絶滅危惧のラッコ」) その動物とは、ラッコ。野生のラッコは普段から、貝を石に叩きつけて開けている。道具を使用する数少ない動物の一種だ。研究者たちは、カリフォルニア沿岸で貝を割るカリフォルニアラッコを観察し、石の摩耗具合や捨てられた貝殻の割れ具合を分析して、意外な結論を導き出した。(参考記事:「動物大図鑑 ラッコ」) 貝殻の同じ側に割れが集中していた 例えば、捨てられた貝殻の同じ側に割れが集中していたことから、ここに暮らすラッコの多くは右利きであることが示唆された。かつては

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