なんやかんやで今回も1ヶ月以上経っての更新となってしまいました。最近はこの翻訳以外では、インド=ヨーロッパ語族の基礎知識を持っておきたいということで、ClacksonのIndo-European Linguistics: An Introductionを少しずつ読んでいます。議論を把握しきれないまま流してしまっている部分もありますが、例えば喉音理論や母音階梯をはじめ、ギリシア語を読む上でももっと早く具体的に知っておけばよかったと思わされる内容ばかりです。今までに言語学をきちんと学んだことがなかったので、風間喜代三編『言語学』(第2版)を予め読んで当たったのですが、特に術語に対応する英語が併記されている点も含め非常に助けになり、これを読まなければ本当にClacksonには歯が立たなかったと思います。 目次 目次 第74条について 訳文を読む上での注意点 『ケカリトメネ修道院規約』第74条 試