日本でも最近急速にテレビや雑誌で取り上げられるようになった“Second Life”(セカンドライフ)。その運営母体である“Linden Lab”(リンデン・ラボ)の名をちらほらと耳にすることがあるだろう。米国のサンフランシスコに拠点を置く同社を訪ねた。 バーチャルワールド誕生のきっかけとなった“1冊のSF小説” 急な訪問にも関わらず、本社訪問と取材に快く応じてくれたのは、マーケティングディレクターでPR担当のキャサリン・スミス氏だ。彼女にセカンドライフがブレイクしたこれまでの経緯や日本ユーザが待ち望む日本語版のことなど、いくつかの質問事項を投げかけてみた。 ――アメリカでブレイクしたきっかけは? キャサリン 大きなきっかけとなったのは、昨年5月に『BusinessWeek』誌でAnshe Chung*のサクセスストーリーが取り上げられたことに始まります。その後、マスメディアがこぞってセカ