CINRAではインディーズ時代からたびたびSEBASTIAN Xの取材をしてきて、ときには活版印刷の工場に見学に行ったり、ときには憧れの人に会いに行ったりと、一緒に遊んできた間柄。そのため、「SEBASTIAN X、メジャーデビュー決定」と吉報を受けたときは、思わず「イェーイ!」と言いたくなるほど、その喜びはひとしおだった。しかも、メジャーデビューシングル『イェーイ』には、プロデューサーとしてクラムボンのミトが参加しているのだから、これはもう「待ってました!」というものだ。メンバーの人数こそ違えども、SEBASTIAN Xとクラムボンは共に鍵盤、ベース、ドラムという楽器編成であり、レコーディングも同じ小淵沢のスタジオを使用。ジャンルにカテゴライズできない音楽性や、アイコンと呼ぶに相応しいフロントマンの存在など、とにかく共通点が多いので、この組み合わせを待ち望んでいた人はきっと多かったはず。