音楽制作ソフト「初音ミク」の第2弾「鏡音リン・レン」の声を担当した声優の下田麻美さん。動画配信サイトで人気となったリン・レンの曲を自らカバーしたアルバム「プリズム」を6月10日、発売した。下田さんに声優や歌への思いを聞いた。【近藤啓文】 --声優になろうとしたのは? 下田 小学校の4年生には「なりたい!」と思っていましたね。当時は「セーラームーン」が人気で、七夕でも「早く(ネコの)ルナが現れますように」とお願いしていました。 --道が開けたのは? 下田 最初は、「声優になりたい」と言うと、親も応援してくれたのですが、中学3年生になると「いつまで言っているの」「(歌も歌えるし)バスガイドになりなさい」って言われたんです。断固として拒否し続けているうちに、声優のオーディションがあって、友だちも受けることになって、じゃあ私もと。そして親に「いいところまでいけば、(声優を目指すことも)考えてくれま