太平洋に最後に残った伝統航海士の一人、コレント・ジョエルさん(撮影日不明、2017年1月16日提供)。(c)AFP/WAAN AELON IN MAJEL/Alson Kelen 【1月17日 AFP】太平洋に最後に残った伝統航海士の一人が、マーシャル諸島(Marshall Islands)の首都マジュロ(Majuro)で亡くなった。伝統航海術を継承する道半ばで倒れ、若い世代が習得し切れていない技術が多数あるという。 太平洋に浮かぶ島々の住民は数千年もの間、地図や羅針盤といった航海道具は使わず、代わりに波の動きや夜空の星を頼りに遠く離れた環礁の間を船で行き来してきた。 古代から伝わるこうした航海術は、最近公開されたディズニー(Disney)のミュージカルアニメ映画『モアナと伝説の海(Moana)』でも取り上げられた。68歳で亡くなったコレント・ジョエル(Korent Joel)さんは、こう