私はある作品に対してその時々の時代背景を過剰に重ね合わせ 社会的あるいは政治的メッセージに置き換えて理解するタイプの言説を好まない しかしその前提の上で、Perfume 3rd TOUR『JPN』において披露されたパフォーマンス 通称「JPNスペシャル」は明らかに震災以降の世界を意識して構成された演目だったと捉えざるを得ない そしてそこには、Perfumeというグループが、震災以降自分たちの在り方について深く思考した痕跡と、強い決心のもと導き出されたであろう答えが存在しているように思うのだ それはどういうことか、順を追って見ていこう サイドモニターに music by 中田ヤスタカ [capsule] の文字が浮かび上がり この演目の為に書き下ろされたというスリリングなトラックが走り始める 同時に可変式のセンタースクリーンが巨大な三角形を形作り 映像作家 TAKCOM�(@takcomst