8月15日に陸上世界選手権が開幕するが、独占放送権を持つTBSに対し、日本陸上競技連盟が選手のキャッチコピーを撤廃するよう申し入れたという。 TBSは1997年から中継を行なっている。短距離代表の塚原直貴は、「高野強化委員長はテレビ局に『もういいんじゃないか』と言ったみたいです」と語ったが、現場サイドから不満があがっていたことからの申し入れとなったようだ。乖離するテレビ局と選手たちの意識。 TBSにかぎらず、民放の中継するスポーツ・イベントでは、近年、選手にキャッチコピーをつけるのが恒例となっている。 それに対して、以前からときおり、「キャッチコピーは必要なのか」と、選手から、あるいはコーチから、現場にいる人々から不満の声があがるのを聞いたことはある。中継に携わるテレビの人々も、耳にしたことはきっとあるはずだ。 だが、キャッチコピーをつけるのは、年々盛んになりこそすれ、下火にな