東京都渋谷区が、全国初の取り組みとして区内14カ所の公衆トイレで行っていた命名権(ネーミングライツ)の募集が13日に締め切られ、最終的に応募が25件に上ったことがわかった。一時は募集がない状態が続いていたが、締め切り前日の12日に「応募ゼロ」と報じた産経新聞などを見た企業関係者から問い合わせが相次ぎ、締め切り直前に応募が集まった。 今後は選定委員会を開いて契約企業を決定し、4月には、企業名や商品名などが付けられた公衆トイレがお目見えする。 同区公園課によると、公衆トイレの命名権募集には、東京都外の企業も含めて広告会社などから25件の応募があった。14カ所のうち、人気は「表参道公衆便所」や「恵比寿駅西口公衆便所」など人通りの多い場所で、14カ所全部に申し込んだ企業もあるという。