「景気後退期こそ広告費を増やすべき」という議論がある。 というか、そういう記事があって数ヶ月前のことなので読んだ人も多いかもしれない。こちらのページでその論拠が示されている。 本文にある次の言葉が要約だ。(以下引用) 小泉氏は、過去の景気後退期の広告宣伝費とその後の売上高の相関関係を実証的に分析。「不況期に広告費を増やした企業は、いち早く業績低迷から脱出する。一方、広告費を減らした企業は業績回復に長い時間を要する」という驚くべき結果を明らかにしている。(引用以上) さて、この議論をどう考えるべきか。事業主に聞かれることもあるが、結構スッキリしない話でもある。 「不況期の売上高と広告費に相関関係」とあるが、たしかに"相関関係"であり"因果関係"ではない。不況期でも広告費を増加させた企業はその後も売り上げを伸ばすという「現象」があるわけだ。 では、「この不況でも広告費を増やしましょ