ダウンタウンから車で30分ほど 行った場所に、 Kim Peekと、お父さんのFran Peekが 住んでいる家はあった。 ドアをノックすると、Franが 最初に出てきた。 Franが、さらに奥の方に向かって 声をかけた。 足音がして、数秒後には、Kimが 登場した。 会うなり、Kimは私のことを ハグして、「君はすばらしい人間だ。 君は、君自身を名誉ある人間とした」 とささやいた。 この「儀式」は、Kimが会った人に よくやることらしい。 部屋の中には、サヴァンの人が 記憶から描いたKimとFranの肖像画や、 今までChristopher ReevesとKim Peekしか 受けていないという「勇気ある人」への 賞のトロフィーがあった。 近くのベンチに腰掛けて、 Kim、Franの二人と話した。 Kimの思考は、常人には想像のできない スピードで駆けめぐっていて、 その連想を追ってKi