米国人の多くは、2005年8月末、猛烈なハリケーン「カトリーナ」がニューオーリンズ周辺をおそい、死者行方不明者数2千以上、救急医療システムが壊滅に瀕した危機に呼応して、キューバが医療要員1500名の派遣を提供した時、初めて、キューバの驚くべき国際的医療救済活動を知ったのだそうです。数万に登った災害難民の大部分は黒人を主体とする貧困層の人々で、伝染病による多数の死者も出ましたが、時の大統領ジョージ・ブッシュはキューバの救援申し出を断りました。ブッシュの卑小で貧しい心には、カストロが外交政策的な嫌味を投げつけてきたとしか思えなかったのでしょう。しかし、卑小なブッシュにくらべて、カストロは大きな心を持った真の巨人の一人です。 その昔、中米のニカラグアにアナスタシオ・ソモサ・デバイレという実に実にひどい独裁政治家大統領が居ました。その父親もこれまた大変凶暴な独裁者で米国のおぼえ目出度いニカラグア大