インターネット通販大手の「アマゾン」が行っている本を購入した学生へのポイント還元サービスについて、中小の出版社3社は「再販制度」に違反する本の値引き販売に当たるとして、半年間アマゾン向けの本の出荷を停止していましたが、さらに3か月間措置を延長すると発表しました。 本や雑誌、新聞や音楽用CDなどは、独占禁止法に基づいて販売店が自由に値引きできない「再販制度」が特別に認められています。 アマゾンはおととし8月から、学生が本を購入した場合、購入額の10%分をポイントとして還元するサービスを行っていますが、中小の出版社3社は「再販制度」に違反する値引き販売に当たるとして、ことし5月から半年間、自社が出版した本をアマゾン向けに出荷しない措置を取ってきました。 こうしたなか、6日にこの3社が東京で記者会見を開き、今も自社の本をポイント還元サービスの対象にしているとして、出荷停止の措置を3か月間延長する