(CNN) 世界保健機関(WHO)は11日、今後6~8週間で欧州の人口の半分以上が新型コロナウイルスのオミクロン変異株に感染する恐れがあるとの見通しを示した。各国に対し、マスク着用を徹底させ、対策を急ぐよう促している。 欧州では記録的な感染の拡大が続く中で各国が規制の強化に踏み切り、オーストリアやギリシャ、イタリアなどはワクチンの義務化を発表した。 WHOのハンス・クルーゲ欧州地域事務局長はオンライン記者会見の中で、欧州や中央アジアの諸国は2022年も引き続き、新型コロナの強い圧力にさらされていると述べ、「オミクロン変異株は西から東への新たなうねりとなって、この地域に押し寄せている。21年末までは全ての国がデルタの急増に対応していた」と指摘した。 その上で、「このままのペースでは、今後6~8週間でこの地域の人口の50%以上がオミクロンに感染すると保健指標評価研究所は予想している」と説明。ま