ピアノ教室などのレッスンで使われる楽曲にも著作権料を支払わなければならないのか。音楽教室がJASRAC=日本音楽著作権協会を訴えた注目の裁判で、28日、判決が言い渡されます。レッスンでの演奏が「公衆に聞かせるため」かどうかが争点で、音楽教室での著作権をめぐる初めての司法判断となります。 裁判では、音楽教室での演奏が公衆に向けたものといえるかや、聞かせることを目的としたものかなどが大きな争点となりました。 JASRAC側は「楽曲を利用する主体は音楽教室を運営する事業者であり、生徒たちは不特定多数の人にあたり公の演奏だ」として、音楽教室も楽曲の使用料を支払うべきだと主張しています。 判決は28日午後、東京地方裁判所で言い渡されます。 音楽教室での演奏も著作権で保護される対象となるのか、今回の判決は全国に数多くある教室にも影響を及ぼすとみられ、注目されています。 裁判の大きな争点は2つです。 1