ネット新世代台頭 SNS最大手「ミクシィ」上場 新サービス創出IT本業で急伸 インターネットを通じて会員や仲間同士で交流できる「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」の利用者が急増している。このブームを背景に14日、東証マザーズに上場したSNS最大手ミクシィの株式は、買い注文が殺到して初値が付かないほどの人気を集めた。新たなネットビジネスを創出するミクシィのような「新世代ネット企業」は、“先輩”のネット企業に迫る勢いで存在感を増している。(経済部 永田毅、河野越男) 安心感を売り物に 総務省によると、SNSの利用者数は3月末時点で716万人と、1年前の6・5倍に急増した。 人気の秘密は「安心感」だ。SNSは、原則として、会員の紹介がないと入会できず、サイト内の日記や個人情報などは「仲間内」でしか閲覧できない。この閉鎖性が安心感につながっている。 入会すると、自分のページで性
こうした成長の軌跡をもって株式を公募・売り出したわけだが、上場の目的は至極あたりまえで、認知度の向上と資金調達だ。笠原氏は「SNSでトップだとしても、mixiはもとよりSNS自体がまだまだ知られていない」と述べた。そして、「1997年にヤフーが上場して一気にインターネットが人々に広く知られ、理解されたように、業界のリーダー企業が上場することで市場自体の知名度が向上するきっかけになる」と続けた。 また、今回の公募で得た資金は約64億円だ。このうち約11億円をサービス強化のためのシステム開発や、会員数やアクセス数の増加に伴うサーバ設備の増設などに充てる。そして、約3億円を事業所の拡充に伴う設備投資に充てる。残りはまだ50億円もあるが、笠原氏は「具体的な使途が決まっていないため、資金需要が生じるまで預金などで運用する」としている。つまり、今後の事業展開によっては資金が必要になるので、それまではプ
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