岩手県岩泉町の「ふれあいらんど岩泉」(岩泉町乙茂、TEL 0194-22-5211)の敷地内に8月1日、引退した寝台列車ブルートレイン「日本海」号の車両を再利用した宿泊施設がオープンする。 車内の様子 2012年3月、ファンに惜しまれつつ現役を引退した「日本海」号は長年、青森~大阪間を運行していた寝台列車。東日本大震災の支援活動を続けてきたNPO法人「岩手未来機構」がJRから車両を購入し、宿泊施設として岩泉町に寄贈した。ブルートレインを利用した宿泊施設は、東日本で唯一となる。 オートキャンプ場や運動競技場などを有する「ふれあいランド岩泉」敷地内に設置された寝台車は計3両。現役時代とほぼ同じ姿で、ベッド数が32床のB寝台2両と、28床のA寝台1両で構成される。A寝台車は「開放型A寝台」と呼ばれ、現役で運行している寝台列車には存在しないレアな車両で、鉄道マニアに人気が高い。 各車両にはトイレと