マット・デイモン主演の大ヒット映画『オデッセイ』の原作小説である『火星の人』。この中で、著者のアンディ・ウィアーは火星探索の可能性について深く掘り下げていました。一方、ウィアーが昨年発表し、日本では今年翻訳版が出版された小説『アルテミス』は、架空の月の街を中心に描かれています。 物語の主人公は、アルテミスで育ったうぬぼれの強い20代の運び屋ジャスミン・バシャラ(略してジャズ)です。ウィアーによる矢継ぎ早の語りと会話――誰もが常に歩きながら話しているような――に乗ってアクションが繰り広げられ、それがどんでん返しの強盗スリラーとして展開していきます。 『火星の人』でふんだんに科学的ディテールを披露したウィアーは、今回は月にある実際の構造物や住居を詳細に想像しています。もしもあなたが月に住むことになったら、この本に書かれているような生活になるのではないでしょうか。 ウィアーは、きっとそうなるはず
エネルギーのパラダイムシフトによる 新たな持続型社会の実現を目指して 地球上の限りある資源を節約しながら使う・・・ というこれまでのパラダイムから、無限に近いクリーンエネルギーをつくり出し、潤沢なクリーンエネルギーを自由に使うという発想へのシフト。独創的なアイデアと宇宙技術の研究開発によって、それを具現化したのが「月太陽発電 ルナリング」構想です。 惑星地球は太陽の賜。永続的になくなることのない、どれだけ使っても地球環境に影響を及ぼさない、太陽の膨大なエネルギーが、未来の地球を美しくし、未来の豊かな生活をもたらします。 いつまでもこの美しい地球と人類が共存していくために・・・ 清水建設からの新しい提案です。 月太陽発電ルナリングLUNA RING 月赤道上にリングのように太陽電池を敷き詰めて発電し、常に地球を向く側(地球指向面)から 地球に向けてマイクロ波レーザー光に変換してエネルギーを伝
宇宙旅行産業の発生 -宇宙旅行が現実に- 太古の昔から、人々は宇宙に行きたいと夢みてきました。 これまでは宇宙飛行士しか行けませんでしたが、近年では民間人でも宇宙を体験できるようにするための活動も進められ、いよいよ宇宙旅行が産業として始まろうとしています。 シミズでは、このような宇宙旅行の時代を早くから予見し、「宇宙ホテル構想」を提案しています。 宇宙ホテル構想 宇宙ホテルは、エネルギー・サプライ、客室モジュール、パブリック・エリア、プラットフォームの4つの部分で構成されている全長240mの大型宇宙構造物です。低軌道に浮かぶ宇宙ホテルでは、訓練を受けていない一般の人々が宇宙旅行を楽しむことができます。 宇宙旅行の最大の目的は「地球を観ること」です。旅行客は透明なブルーに輝く地球、薄い大気のベール、美しい雲、地球の夜明けを見ることができます。また、天体観測や無重力空間でのスポーツや食事、地球
宇宙開発計画の基盤 -月の資源を利用した基地計画- 月面拠点は、将来の宇宙開発計画における重要なインフラストラクチャーの1つと考えられています。 その建設には地上で培われた建設技術の多くが応用されると考えられます。 シミズは、永年にわたって蓄積した建設に関する総合技術力を月という新たなフロンティアで活かすべく、構造、材料、施工技術、施設配置計画、居住環境など多様な観点からの研究を積極的に進めています。 月面では近い将来、科学・天体観測、各種の実験、月資源の活用ならびに観光など、さまざまな活動のための構造物が建設されると考えられます。 初期の構造物には、比較的簡単に組み上がるインフレータブル式やモジュール式などが採用され、その後はしだいに月の資源を利用した構造物へと移行していきます。これは、建設資材は一般にかさばるものや重たいものが多く、これらを地球から月まで運ぶことはあまり現実的ではないか
大林組は、自在に変形し多様な空間を創造することが可能な、未来型建設技術ともいえる可動建築物を構築する基礎技術を確立しました。通信衛星のパラボラアンテナや宇宙ステーションを建設する展開型宇宙構造物の技術として研究されている「可変形状トラス(VGT:Variable Geometry Truss)」を用いることで、状況に合わせて様々な架構形状や開口部を実現することが可能となります。商業施設やアミューズメント施設の開閉式屋根や展開収納型のステージ、あるいはイベントに合わせて空間を作り出す音響制御板などへの適用が期待できます。 建築の構造において三角形を単位としたトラス架構は、最も基本的な架構(骨組み)の一つです。構成部材には圧縮力か引張力だけが生じ、曲げが生じない構造であるため、必要材料が他の構造に比べ少なく、軽くすることができるという特徴があります。そのため、応用範囲は屋根、外装材の下地、天井
株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)(本社:東京都調布市、理事長:山川宏)と共同で、地球や月、火星で容易に入手可能な原料を利用して有用な建設材料を生産する技術として、マイクロ波による加熱焼成やコールドプレスといった方法によりそれぞれの環境と構造物の用途に適したブロック型の建設材料を製造する方法を開発しました。 近年、米国や欧州を中心に宇宙開発に関する動きが活発になり、世界的に月や火星への無人、有人探査の機運が高まっています。日本では、JAXAが大学や民間企業の技術を活用して宇宙探査の研究を加速し、宇宙・地上双方へ成果を応用することを目的に、2015年に「宇宙探査イノベーションハブ(※1)」を設置しました。この研究分野の一つである「地産・地消型探査技術」は、現地の資源を利用することで地球からロケットで資材の運搬にかかる莫大なコストを低減し、月
2030年「宇宙の家」 3Dプリンター駆使 米ニューヨークを拠点にする建築家、曽野正之(45)は9月27日、念願の夢をかなえた。建築コンペで自ら応募した案件が最優秀賞を勝ち取ったのだ。都市の顔になる高層マンションや洗練された商業施設を設計したのではない。つくるのは「氷の家」、場所は火星だ。標高約6800メートルのアルバ山の周辺が有力候補地という。 まったくの絵空事ではない。米航空宇宙局(NASA)は2030年代を目指し、宇宙飛行士が火星で1年間滞在するプロジェクトを進めている。宇宙で生活するための「家」を建てられないか、アイデアを大真面目に募集した。火星にある素材と3次元(3D)プリンター、ロボットなどを使い、地球から遠隔操作して組み立てられる家――。それが条件だ。 150件以上の応募があったなかから、白羽の矢が立ったのが曽野と妻の祐子(39)ら8人が手がけた「MARS ICE HOUSE
NASA(アメリカ航空宇宙局)が28日、会見で火星の地表に液状の水を発見したことを発表し、世界に衝撃が走った。その前日、火星にNASAの宇宙飛行士が1年間滞在する基地を設計、デザインするコンテスト(3D Printed Habutat Challenge、主催:NASA,America Makes)で日本人の建築家夫婦、曽野正之さん、曽野祐子さんを含むチーム8人が提出したデザインが1位に輝いた。 そのデザインの名は、「MARS ICE HOUSE(火星の氷の家)」。まさに、火星の水を使い、氷の壁で高度の放射線を防ぐという斬新なコンセプトだった。受賞から一夜明け、米国の主要な建築、科学・ITの業界紙などのメディアから取材が殺到している。
『10+1』 NO.46 特集=特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える 編集協力=松村秀一 定価=1,500円 発行者=秋山泉 発行=INAX出版 編集制作=メディア・デザイン研究所 造本/デザイン=松田行正 227×182/224頁 ISBN=487275140X 2007年03月発行 ★特集 [イントロダクション] 地上にしか関心のなかった私にとっての「宇宙建築」 | 松村秀一 [座談会] 宇宙建築からはじまること | 松村秀一+アニリール・セルカン+村上祐資 [極致環境/地球外] 火星居住 | 村川恭介 [極地環境/地球外] 「ムーンウォール」プロジェクト──月面に壁をつくること | デヴィッド・ニクソン+ジェーン・ヴェルニック+前島彩子 訳 [極致環境/地球外] 地球周回軌道上宇宙ホテル | 松本信二 [極致環境/地球上] 南極基地建物
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く