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ブックマーク / www.yomiuri.co.jp (487)

  • 逮捕の地検前副部長、「取り調べ可視化」要望 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    郵便不正を巡る証拠品のフロッピーディスク(FD)改ざんに関連する犯人隠避事件で、大阪地検特捜部の前副部長・佐賀元明容疑者(49)(逮捕)が取り調べの全過程について録音・録画を求めているとして、佐賀容疑者の弁護人に選任された秋田真志弁護士(大阪弁護士会所属)は4日、最高検に「取り調べ可視化」を申し入れる文書を送付した。

    Doen
    Doen 2010/10/05
  • 歴史上の人物は知事だけ?神奈川県の現代史教材 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    2012年度から神奈川県内の全県立高校で日史を必修化するのに伴い、県教育委員会が作成した新科目「近現代と神奈川」の教材で、冷戦後の項目に記述されている人物や事項のうち、巻末索引に掲載されているのは松沢知事だけであることが1日、わかった。 県高校教職員組合は「教育政治との関係性を考えれば誤解を招きかねない」と批判している。 問題となっているのは、独自教材「近現代と神奈川」の第5章「冷戦から21世紀へ」の冷戦後の部分。菅首相や、田中角栄、小泉純一郎ら歴代首相、湾岸戦争、国際平和協力法などが太字で記されているが、索引にはない。 県教委は「意図して知事だけを掲載したわけではない。なぜこうなったのかわからない。対応は、これから検討する」としている。

  • 議場にカギかけ、市長派市議立てこもる…阿久根 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    鹿児島県阿久根市議会の9月定例会が29日開会した。 竹原信一市長の市政運営に反対する議員が冒頭、市長が専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏(61)の選任取り消しと議場からの退席などを求める決議案を緊急提案、賛成多数で可決された。 決議に強制力はないが、市長派は猛反発。休憩中に議場入り口にかぎをかけて立てこもるなど、7か月ぶりに市長が招集した定例会は初日から混乱した。 休憩中で無人の議場に市長派市議3人が戻ったのは、決議案が可決された後の午後1時10分頃。内側から入り口にかぎをかけた議員は読売新聞の取材に対し、「議長が謝罪しなければ議会は開かせない」「数の暴力で何でも勝手に決めてしまう」などと訴えた。 その後、反市長派議員の1人が高さ3メートルの傍聴席から議場に飛び降り、かぎを開けるよう説得を始めた。 決議案は午前10時の開会直後、反市長派の牛之浜由美議員が提案した。仙波氏の選任について「総

  • 自殺遺族に家主「借り手ない」と1億賠償請求も : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    自殺者が12年連続で3万人を超すなか、「室内で自殺され賃貸住宅の借り手がない」などとして、遺族が家主や不動産会社から過大な損害賠償を請求されるケースが後を絶たない。 不当な請求から遺族を保護しようと、全国自死遺族連絡会(仙台市・田中幸子代表)などは近く、内閣府や民主党に法案化を要請する。 連絡会によると、一般に自殺があった賃貸住宅は「心理的瑕疵(かし)物件」と呼ばれ、借り手がつかなくなったり、家賃が大幅に安くなったりするため、損害賠償の対象になる。しかし、最近は遺族の混乱やショックにつけ込み、家主らが改修費などを過大に請求するケースが少なくないという。 例えば、2008年に神奈川県内のアパートで一人暮らしの30歳代の会社員が自殺したケースでは、遺族が家主から部屋全体の改装費用200万円と5年分の家賃の補償金約500万円を請求された。納得できずに弁護士に相談し、200万円を支払うことで和解し

  • 「改ざん」地検首脳部が把握・放置…2月に報告 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    押収資料のフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたとして証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部検事・前田恒彦容疑者(43)が、今年2月初め頃、特捜部の当時の大坪弘道部長(現・京都地検次席検事)に対し、「FDを手直ししてしまった可能性がある」と報告し、当時の次席検事、検事正にも伝わっていたことが、検察関係者の話でわかった。 地検首脳部が犯罪につながる行為を把握しながら放置していたことになる。 関係者によると、今年1月に開かれた厚生労働省の村木厚子元局長(54)(無罪確定)の初公判で、弁護側は証明書の作成日時に関する検察主張と、FDのデータを基に作成されたとする捜査報告書との日付がい違うと指摘。その後、前田容疑者がFDに細工したとのうわさが地検内で広がったという。

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    Doen 2010/09/22
  • 改ざん、ソフトで可能…プロにすぐに見破られる : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    インターネットセキュリティー会社「ラック」(東京)によると、フロッピーディスク(FD)の改ざんは、ネット上に有料や無料で公開されているソフトを利用すれば、可能という。 ただし、FDの記録上で表示される更新日時を書き換えたとしても、その書き換えをいつ行ったかという磁気情報が残ることがある。その場合、専門の解析会社に依頼すれば、磁気情報をたどって書き換え時期などを知ることができる。 また、書き換えた場合、FD内のファイルの更新日時と、そのファイルが入ったフォルダーの更新日時など、他の様々なデータとの整合性をそろえるのはかなり専門的な知識が必要という。 セキュリティー業界の関係者は「ソフトをダウンロードできる程度のパソコンの知識があれば改ざんは可能だが、もし改ざんにソフトが使われたのであれば、プロが解析すればすぐに見破ることができる」と指摘している。

  • 前田検事、元防衛次官汚職でも「キーマン」担当 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    偽の障害者団体証明書発行事件で、押収したフロッピーディスク(FD)の更新日時記録を改ざんした疑いが持たれている前田恒彦検事(43)が大阪地検特捜部に配属されたのは、2008年4月。 それ以前には、東京地検特捜部に在籍した06年4月〜08年3月、元防衛次官の汚職事件で贈賄側の防衛専門商社元専務を取り調べるなど、事件の「キーマン」となる容疑者を担当することが多かった。 大阪地検特捜部では、元特捜検事で弁護士だった田中森一受刑者の詐欺事件(08年4月)や音楽プロデューサー・小室哲哉元被告による詐欺事件(同11月)などの捜査で主任検事を務めた。また、民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件では、東京地検特捜部に応援として派遣され、逮捕した公設秘書の取り調べも担当した。 部内では、検察の筋読み通りに容疑者から自供を引き出す「割り屋」として評判を取る特捜部のエース的存在。上司

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    Doen 2010/09/21
  • どうやって?走行中のバイク、運転交代 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    福岡県警は10日、バイクで走行中に後部座席の女と運転を入れ替わったなどとして、北九州市八幡西区上上津役4、無職高橋大志容疑者(24)を道交法違反(無免許、安全運転義務違反)容疑で逮捕した。 高橋容疑者は、改造した暴走族風の旧型バイクで走る「旧車会」のメンバー。追跡中の県警のヘリが交代場面を撮影、画像を分析して割り出した。 発表によると、高橋容疑者は8月22日午前、同区馬場山東2付近の国道200号で、無免許のままバイクを運転。時速約60キロで走行中、後部座席の20歳代の知人の女と運転を交代し、他の車両に危険を及ぼすような方法で運転した疑い。容疑を認めているという。 無免許がばれるのを恐れて交代したとみており、女についても同容疑を手助けしたとして調べる。

  • 夏のデーゲーム減らして…プロ野球選手会が要望 : プロ野球 : スポーツ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    労組・日プロ野球選手会の松原徹事務局長は1日、日野球機構を訪れ、選手や観客の体調面などを考慮して来季以降は7、8月など夏場の屋外球場でのデーゲームを極力減らすなどの日程検討を要望した。

    Doen
    Doen 2010/09/01
  • 橋下知事、我が子と遠藤選手を知事室で会わせる : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    大阪府の橋下徹知事が7月、サッカーワールドカップ(W杯)で日本代表選手として活躍した遠藤保仁選手(ガンバ大阪)に「感動大阪大賞」を贈った際、府庁内の知事室で自分の子供3人を遠藤選手に引き合わせていたことがわかった。 子供たちは一緒に記念写真に収まったり、サインをもらったりしたという。橋下知事は「知事になると、子供を自由に連れていけない。これぐらいは府民に理解してもらえる」「知事ファミリー(家族)として祝福するのは当然」とするが、識者からは「公私混同だ」との批判も出ている。 橋下知事が8月25日の定例記者会見で明らかにした。知事の説明によると、7月14日の贈呈式直前、遠藤選手を知事室に招き入れ、小学生と幼稚園児の子供3人に会わせた。3人ともサッカーファンで、知事自ら誘ったという。 府によると、子供たちは府庁会議室での贈呈式も見学。学校や幼稚園を休ませたわけではないという。 この日の記者会見

  • 76歳が熱中症死、電気止められエアコン使えず : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    15日午後4時20分頃、さいたま市北区の無職男性(76)が、自宅の布団の上であおむけに倒れているのを同居する無職の長男(48)が発見し、119番した。 男性は既に意識がなく、熱中症での死亡が確認された。 大宮署の発表によると、男性は長男と2人暮らし。収入は男性の年金だけで、10年以上前に電気を止められたが、そのまま電気のない暮らしを続け、エアコンはあっても使えない状態だった。15日の同市は最高気温35・8度の猛暑日で、男性が暑さで体調不良を訴えたため、長男が氷を買ってくるなどしていたという。

  • 2工場の全従業員240人、予告から1日で解雇 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    繊維加工業の「ケイエッチ」(社・東京)が、7月末で山形県鶴岡市内の2工場を操業停止とし、計240人の従業員全員を解雇していたことが11日わかった。 鶴岡公共職業安定所によると、従業員が解雇予告されたのは7月30日で、同31日付で解雇された。労働基準法は、解雇予告から実際の解雇までの期間が30日未満の場合、解雇予告手当の支払いを定めており、今回は平均賃金のほぼ1か月分に相当するが、10日現在、すべて未払いという。 庄内労働基準監督署は、現状が改善されない場合、同社を労働基準法違反(解雇予告手当の不払い)の疑いで行政指導する方針。 同安定所によると、同社の工場は、鶴岡市日出と西荒屋の2か所にあり、女性服の縫製などを行っていた。福島県相馬市の工場も閉鎖し、150人の従業員を解雇したという。 同安定所の菅野恵次所長は「これだけ多くの従業員を一度に解雇するのは異例で急すぎる」とし、ほかの縫製業への

    Doen
    Doen 2010/08/13
  • 「逮捕手続き違法」殺人容疑男性の拘置取り消し : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    奈良市歌姫町、アルバイト店員米沢良子さん(66)が7月20日に自宅で刺殺された事件で、米沢さんの長女(42)の交際相手で殺人容疑で逮捕された無職の男性(40)について、奈良地裁(宮初美裁判長)は「逮捕の手続きが違法だった」として拘置を取り消した。 男性の弁護士が「逮捕前から不当な拘束を受けていた」として準抗告を申し立てていた。男性は4日夜、釈放された。 奈良地検などによると、奈良県警は7月20日の事件直後から連日、米沢さん方にいた男性から事情を聴取。しかし、逮捕する同月27日までの間、ホテルに宿泊する男性の部屋の前に捜査員を配置していた。 これについて、宮裁判長は「男性の意に反して拘束し、実質的に逮捕と同じ状態。不当に強制的な取り調べをした」と判断した。 男性は長女と共謀し、7月20日正午〜午後4時頃、米沢さんの胸などを刃物で刺し、失血死させた疑いが持たれている。長女も連日、聴取を受け

  • 個人的恨み?阿久根市長、保育園補助金決裁を拒否 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、民間保育園の園舎建て替えに伴う補助金交付の決裁を拒んでいる問題で、市長が「理事長は市政を妨害している」と理由を説明していることがわかった。 保育園はかつて市立だったが、同市の社会福祉法人青陵会(折橋よし典理事長)が2007年4月、老朽化した園舎を5年以内に建て替えることを条件に引き継いだ。(「よし典」の「よし」は口ヘンに「喜」) 総事業費約2億円のうち県が約7000万円、市が約3000万円を補助する計画で、市は今年度当初予算に補助金を計上したが、市長は申請書類を決裁していない。 関係者によると、市長は6月頃、職員に「理事長は市政全般を妨害している」と話したという。理事長は市教育委員長を務め、市長が08年12月、民間人を市教委教育総務課長に採用する際、「兼業を禁止した地方公務員法に違反する」と指摘。昨年5月の出直し市長選では、竹原市長の対立候補を応援するなど

  • 低空飛行で地鶏圧死、養鶏業者が米軍に賠償請求 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    秋田県大館市比内町大葛で先月14日、米軍機が低空飛行した直後、養鶏場鶏舎内で比内地鶏86羽が折り重なるように死んでいた問題で、被害を受けた養鶏業者(49)が今月上旬、米軍に対し約9万4500円の損害賠償を求める書類を防衛省東北防衛局に提出した。 同防衛局は、現地での聞き取りや文献調査の結果、「騒音や振動に驚くと1か所に集まる地鶏の習性による事故で、低空飛行と地鶏の圧死には因果関係が認められる」と判断しており、今後は、日米地位協定に基づき、米軍側と補償に関する協議を続ける。 養鶏業者は「同様の被害を起こさないため、飛行コースを変えるなどの対策を取るべき」と話している。

  • 黒人女性の白人差別発言ビデオ、実はねじ曲げ : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    【ワシントン=黒瀬悦成】米農務省の黒人女性官僚が「白人差別発言」を行っている現場の収録だとして、保守系活動家が自らのウェブサイトに掲載したビデオが20日、作為的に編集されていたことがわかった。 この騒ぎがきっかけで女性は、この前日に失職しており、白人保守派と黒人リベラル派が11月の中間選挙をにらみ、人種問題を互いの攻撃材料として利用する状況が浮き彫りとなった。 問題のビデオは、南部ジョージア州にある同省事務所の農村開発局長だったシャーリー・シェロッドさんが今年3月、黒人の人権擁護団体「全米黒人地位向上協会」(NAACP)で講演した際に収録されたもの。シェロッドさんは「白人の男性から農地が差し押さえられそうだと相談されたが、親身になって対応しなかった」と発言しており、保守系のFOXニュースでも大々的に紹介された。 しかし、父親を白人に殺された経験を持つシェロッドさんは「以前は白人を嫌っていた

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    Doen 2010/07/22
  • 「声が小さい」と研修…ヒューズ抜き取り容疑者 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    逮捕された車掌が所属する天王寺車掌区の捜索に入る捜査員ら(21日午後1時3分、大阪市天王寺区で)=源幸正倫撮影 「会社に不満があり、ストレスがたまっていた」。JR西日の防護無線の予備電源ヒューズの抜き取り事件で、大阪府警に21日、偽計業務妨害容疑などで逮捕されたJR西の車掌・藤田博和容疑者(49)はそう供述し、約20件の犯行を認めたという。 所属する同社天王寺車掌区は捜索を受けた。大惨事につながる恐れもあっただけに、福知山線脱線事故以後、安全運行を第一に掲げてきた同社関係者も、事故の遺族も、大きな衝撃を受けた。 藤田容疑者の逮捕を受け、同社の山章義・大阪支社長は21日、「お客様の信頼を損ねる結果となり、申し訳なく思っています。二度と起きないように努めます」とコメントを出した。 JR西によると、藤田容疑者は1980年4月に旧国鉄に採用され、2000年4月から、大阪環状線や阪和線などを管轄

  • 築地移転、都がデータ隠し…汚染土の無害化実験 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    東京都が築地市場(中央区)の移転予定地となる江東区豊洲地区で行った有害化学物質の除去実験で、都は今年3月、「環境基準の4万3000倍のベンゼンが検出された土壌の無害化に成功した」と公表したが、実際は実験開始時のベンゼン濃度(初期値)が環境基準の2・7倍だったことがわかった。 「ヒ素を無害化した」とした別の地点の土壌も、実験前からヒ素濃度が基準値以下だったが、都はこうしたデータを一切明らかにしていなかった。 都が実験の中間報告を公表した今年3月、都議会では、計約1281億円の移転関連予算を審議していた。複数の都幹部は「公表していた数値より低い初期値を出すことで、実験効果の有効性が問われ、議会が混乱する恐れがあった」と語っており、都の情報公開のあり方が問われそうだ。 移転予定地では2008年の調査で、環境基準の4万3000倍のベンゼンが検出され、土壌汚染を理由に民主党など野党が移転に批判的な姿

  • 地域クラブで出会い、文科省が「スポ婚」策定 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    スポーツ政策の長期的指針として文部科学省が初めて策定する「スポーツ立国戦略」の原案が14日、明らかになった。 なかでも注目されるのは、低迷する若者のスポーツ実施率のアップを図る「スポーツ婚活」で、最近の婚活ブームにあやかり、スポーツ振興と少子化対策の両面での効果を狙っている。 内閣府が昨年9月に実施した調査によると、週1回以上スポーツをする人の割合は、男女とも20代は32・0%、30代が40・2%止まり。40代の48・4%、50代の61・6%に比べて低迷しており、若者のスポーツ離れがうかがえる。 このため、スポーツ立国戦略案では、20〜30代の男女をターゲットに、文科省が全国で設置を進める総合型地域クラブで、スポーツを通じて若者同士が交流する場を設ける。同省では、テニスやゴルフなどを通じた出会いの場を提供する考えだ。

  • 「口蹄疫疑い」国に無報告で殺処分…宮崎県 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、県の家畜保健衛生所の職員らが先月、同県新富町の農家で口蹄疫が疑われる症状の牛1頭を発見しながら、検査や国への通報をしないまま殺処分していたことが14日、わかった。 県は「口蹄疫ではないと判断した」としているが、農林水産省が殺処分に関与した獣医師らから事情を聞いたところ、「明らかに口蹄疫の症状で、検査を求めたが県側に拒否された」と証言。家畜伝染病予防法は疑似患畜を発見した場合、国への通報を義務づけており、同省は同法違反の疑いもあるとみて近く、県に事情を聞く方針。 口蹄疫のような症状が出ていた牛が見つかったのは先月25日。この時点で同町では同12日を最後に感染が確認されておらず、県全体でも同19日以降発生がなかったため、県は7月1日に「非常事態宣言」を一部解除した。農水省では「解除を遅らせたくないための“感染隠し”と受け止められかねない。検査すべきだった」