タグ

ブックマーク / www.policyspace.com (1)

  • 政策空間: 映画評:「アトミック・カフェ」

    ◎折田 明子(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科後期博士課程) 兵士たちが塹壕に身を潜め、猛烈な爆音と爆風をやりすごす。おそるおそる頭を出し、穴から這い出す彼らの先には、不自然な形に上へと広がるキノコ雲。誰かが一歩進む。つられるように一人一人が歩き始め、やがてキノコ雲に向かって走り始める…彼らの軍服には、放射線量を測るバッジがつけられていた。「これで致死量が分かるんだ」と笑顔で答える黒人兵士。後に「アトミック・ソルジャー」と呼ばれる彼らのカラー映像。 ケヴィン・ラファティら3人の監督による「アトミック・カフェ」という映画が、昨年公開された。正確には、1982年に公開されているのだが、マイケル・ムーア監督の師匠にあたるとしてリバイバル上映された。太平洋戦争の原爆投下から冷戦期のニュース映像や政府広報をつなぎ合わせたものであり、音楽やナレーションもそのままだ。 作品は広島・長崎への原

  • 1