1日に発表された「2015ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10には、「アベ政治を許さない」「一億総活躍社会」「SEALDs(シールズ)」といった政治関連の言葉も3語が選ばれた。安全保障関連法制など政治への関心が高まった世相が反映されたという。ただ、「アベ政治を-」は、選考委員長自身が携わった安保反対運動から生まれたスローガンで、“身びいき”“自画自賛”と受け止められかねない。 「新語・流行語大賞は日本の社会の現実を映す鏡。日本の社会がトップ10の中から見えてくる。選考委員は、歪みのない現実を映す鏡を作ったつもりだ」 賞の選考委員長を務めるジャーナリストの鳥越俊太郎氏は1日、東京都内で開かれた表彰式で、こう語った。配布された鳥越氏の選評文には「今年は自民・公明が支える安倍政権が衆・参両院で安保法制を強行採決した結果、国民の反対運度(原文のママ)も広がり、政治関連の言葉がどうしても多数とな
硬派=男色好み 明治期の日本には、年長の少年が年少の少年を口説いたり犯したりする男色文化があった(写真は本文と関係ありません) tunart-iStcokphoto.com 論壇誌「アステイオン」(公益財団法人サントリー文化財団・アステイオン編集委員会編、CCCメディアハウス)83号は、「マルティプル・ジャパン――多様化する『日本』」特集。同特集から、自身トランスジェンダーであり、性社会・文化史研究者である三橋順子氏による論文「歴史の中の多様な『性』」を5回に分けて転載する。 ※第1回:歴史の中の多様な「性」(1) はこちら 「男色大国」としての日本 皆さんは「白袴隊(びやつこたい)」をご存じだろうか? 戊辰の年(一八六八年)の会津戦争で華と散った会津藩の少年部隊「白虎隊」ではなく、明治三〇年前後の東京で美少年とその親たちを震撼させた不良男色学生集団だ。正岡子規の句に「遣羽根(おいばねや)
「怒り」という感情は、生きていれば誰にでも生じるものです。 そして、その「怒り」が「怒る」という行為につながることもまた、よくあることではないでしょうか。 ただ、ここでひとつ思い返して欲しいのです。怒るという行為によって、得をすることが本当にあるのかどうか。私は、怒るという行為には損しか伴わないと思うのです。 もちろん、人生がすべて損得勘定で動くものではないということは重々承知していますが。なるべく損は避けて通るに越したことはないでしょう。 ここで一つ例を挙げてみることにします。 待ち合わせの相手が大幅に遅刻をしてきたとしましょう。さらに遅れるという連絡もなかったということにしましょう。 あなたは怒るでしょうか。怒るのも無理のないことだと思います。 「おい、遅いんじゃないのか」「遅れるなら連絡くらいよこせよ」 こういった言葉が思わず口をついたとします。その後の展開はどうなるのでしょうか。
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