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終末期が近づき口から物を食べられなくなった場合、チューブなどで人工的に栄養を取り込むという選択肢がある。延命にどこまで医療費を使うのか。そんなコスト論争に結びついたこともある。 西日本に住む70代の男性は2年半前に歩行などに支障が出るパーキンソン症候群と診断された。その頃に口から食べられなくなり、鼻からチューブで栄養を送る「経鼻栄養」をして自宅療養をしていた。 経鼻栄養は違和感が生じやすく、患者が管を抜きたがればミトン(手袋)などで拘束する場合も多い。男性が在宅医療で利用する診療所は本人が楽な「胃ろう」を提案したが、家族が断った。男性は今年1月、79歳で亡くなった。家でみとった妻(74)は「夫はおなかに穴を開けるのは嫌だと言っていたんです」と振り返る。 胃ろうはチューブで胃に直接、… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有
始業式の朝の事故だった。9日朝、前橋市下細井町の無職川端清勝容疑者(85)=自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で逮捕=の運転する乗用車が、同市北代田町の県道を自転車で通学中の2人の女子高生を次々とはねた。2人は意識不明の重体。家族は川端容疑者に免許の返納を勧めたが、拒んでいたという。学校関係者や地域住民にも衝撃が広がった。 免許返納、勧めるも強制はできず 川端容疑者の息子の妻(56)は、自宅を訪れた記者の取材で事故を知った。事故現場を撮影した写真で乗用車のナンバーを確認し、「まさか……」と絶句。高校生2人をはねたことを伝えると、「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と涙を流した。 この家族によると、「これまでに壁や塀、他の車と接触事故は数え切れないほど」。車には傷が絶えず、新年早々にも駐車のため後進していて自宅の塀に衝突した。事故以外にも、物忘れや同じ事を繰り返し話すことがあっ
高齢者が受けるがん検診は、何歳までおすすめできるのか。厚生労働省の研究班がそんな検討を始めた。高齢になると検診のメリットが少なくなり、事故などのリスクもあるが、厚労省の指針にもとづき市町村が実施するがん検診には年齢の上限がない。何歳くらいを推奨の区切りとするべきかが課題になっている。 研究班はまず、40歳以上に年一度の検診が推奨されている大腸がんで調べる。過去に検診を受けた数百~千人ほどのデータを活用し、検診でがんが見つかったことで生存期間がどうなったか、吐き気やめまい、精密検査の内視鏡で腸の壁が傷つくといった「有害事象」がどれくらい起きたのかといった点を年齢ごとに詳しく分析。「何歳以上の人にはすすめない」という形で示せるようにする。 原則として50歳以上に2年…
「NHKスペシャル“血圧サージ”が危ない」に異議[J-CLEAR通信(86)] No.4886 (2017年12月16日発行) P.52 桑島 巖 (J-CLEAR理事長/東京都健康長寿医療センター顧問) 登録日: 2017-12-14 最終更新日: 2017-12-12 2017年10月29日放送の「NHKスペシャル」の内容について多くの患者から質問があったのでオンデマンドで視聴した。その内容には医学的に正しいとは言えない番組構成が多々認められたので,長年血圧変動の臨床研究に関わってきた研究者の立場から異議を唱える。 まず冒頭で,脳出血で倒れ,その後回復した中年男性の例について,元来血圧が正常であったのに脳出血に罹患したのは「血圧サージ」によるものであったと紹介。若い男女80人に対して朝・昼・夜3回,家庭血圧を測定してもらったところ,25人(31%)に少なくとも1回は135mmHgを超え
インフルエンザのワクチンが品薄になっている。昨年に比べて製造開始が遅れ、供給量も減る見通しだ。医療機関からは不安の声もあがる。 「痛くない。よくできました」。11月上旬、やまわきこどもクリニック(茨城県水戸市城東2丁目)では、母親らに連れられた子どもたちがインフルエンザの予防接種を受けていた。3歳の息子を連れてきた山中知子さん(31)は「ニュースで東京では予約が取れないとやっていたけど、今年もできて良かった。やらないと不安です」。 クリニックの山脇英範院長によると、今年のインフルエンザのワクチンの供給量は、昨年の実績に基づいて、約5%減るという。まだ予約は受け付けているが、山脇院長は「(接種期間の)最後に少し足りなくなるかもしれない。早めに受けて欲しい」と話す。 今シーズン、インフルエンザのワクチンが全国的に品薄になっている。 水戸市では、10月15日か…
障害者の成年後見人となった司法書士が、受給できるはずの年金の手続きを放置するなど職務を怠り、裁判で損害賠償を命じられるケースがあった。家庭裁判所が昨年、財産横領などで後見人を解任した数も255件にのぼり、後見人の不適切な対応が目立っている。 松江市の司法書士、伊藤崇さんは2014年2月、同市内の高齢者専用賃貸住宅に住む男性(62)の後見人になった。家裁への定期報告の遅れを複数回指摘され、裁判官の審問を2度受けた前任の司法書士が辞任したためだ。 伊藤さんが訪ねると、交通事故に遭い脳に障害が残る男性は、起きている時間の大半を介助用車いすに座って過ごしていた。食事はできず、胃ろうから栄養をとっていた。通帳を調べると、家賃や光熱費のほか実際は食べていない月4万5千円の「食費」が預金から引き落とされていた。 前任者は施設をほとんど訪れず、手続きをすれば男性が受給対象になる障害年金の手続きもしていなか
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