来年度の診療報酬改定の個別点数配分の議論が中央社会保険医療協議会(中医協)で始まった。今回の改定の大きな課題は、過酷な労働を強いられている勤務医対策だ。医師不足が深刻化する産婦人科や小児科、救急医療などに手厚く配分することを求めたい。 厚生労働省が開業医の再診料引き下げを提案した。再診料は、開業医(710円)が病院(570円)よりも140円高い。厚労省はこれが、病院の夜間外来に患者が集中する一因になっているとみている。開業医の引き下げで浮いた財源を、勤務医の待遇改善策に充てようというのだ。 厚労省がまとめた医療経済実態調査によると、開業医の平均年収は2500万円で勤務医の1・8倍だ。限られた中でメリハリを付けるためにも、思い切った引き下げが必要である。 厚労省は再診料引き下げと同時に、開業医の夜間報酬を上げることも提案している。夜間救急を開業医にも分担してもらい、勤務医の仕事を減らそうとの
4人に1人は65歳を超えるという高齢化社会、日本。70歳、80歳の人が皆寝たきりになってしまったら、それこそ日本の一大事だ。しかし2008年の医療を取り巻く状況は依然厳しいようだ。 4人に1人は65歳を超える高齢化社会を迎えている。70歳、80歳の人が皆寝たきりになってしまったら、それこそ日本の一大事だ。しかし皆が機能的年齢を実年齢の7~8割に保って、60手前のいきのよさを発揮してくれば心配ない。 これが老化を防ぐ予防医学、すなわち抗加齢(アンチエイジング)医学である。2008年は予防医学の年になるだろう。いや、そうしなくてはならない。 独立行政法人 国立健康・栄養研究所の存続問題に対し「廃止してしまえ」という政治家がいるらしいが、これは大論争となるだろう。食の安全を守る国の要の機関であるだけでなく、予防医学の要であるからだ。 アメリカにはNIH(National Institute of
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く