2012年度の診療報酬改定に向け、厚労省は9月16、22日の社会保障審議会で基本方針の審議をスタートした。 続いて28日、中央社会保険医療協議会(中医協)で次期改定の検討項目案を示した。そこで、厚労省案をめぐり委員から様々な意見が出る......と思いきや、議論はなかった。 この日の中医協に先立ち、診療側の医科委員5人は大阪の医療フォーラムに集結し、ガンガン主張している。しかし、中医協では借りてきた猫のように静かだ。 厚労省が次期改定の検討項目を示した部分をご紹介する。 [森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)] それでは、特に質問等がないようでしたら、本件(DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応)につきましてはこの辺りとします。 ▼ この日の総会の議題、資料はこちら。 それでは次に、「年末までの議論の進め方(その2)」を議題といたします。事務局より資料が提出されていますので、