火災後、ドローンで空撮したブラジル・リオデジャネイロの国立博物館(2018年9月3日撮影)。(c)Mauro Pimentel / AFP 【9月4日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロで2日に起きた国立博物館の火災について、博物館が必要としていた予算を削減した政府を非難する声が各方面から上がっている。火災ではブラジル国内で発見された人骨としては最古となる1万2000年前の女性の遺骨を含め、貴重な収蔵品の多くが焼失した。 「公的資金の締め付けにはこれ以上我慢できない」。同博物館と関係の深いリオデジャネイロ連邦大学(Federal University of Rio de Janeiro)のロベルト・アントニオ・ガンビーネ・モレイラ(Roberto Antonio Gambine Moreira)氏はAFPの取材に怒りをぶちまけた。火災は「投資、資金の不足がもたらした当然の結果だ」と断じる。