【マニラ矢野純一】フィリピン国軍は14日、中国やベトナムなどが領有権を主張している南シナ海の南沙諸島で、フィリピンが実効支配する島の施設を改修するための調査を近く行うと発表した。同海域で権益を主張する中国側が反発する可能性がある。 フィリピンが実効支配するティツ島にあるふ頭や、老朽化した滑走路などが対象。空軍機を使って上空から調査を行うとしている。 100余りの島からなる南沙諸島では、フィリピンが9カ所の島を実効支配している。
【ニューヨーク山科武司】米南部フロリダ州の牧師が米同時多発テロから9年の11日にイスラム教の聖典コーランを焼く計画を立てた問題で、南部テネシー州の別の牧師らが11日、「これは憎しみの書だ」などとコーラン数冊を焼いた。またテロの現場のニューヨーク・世界貿易センタービル跡地近くにモスク(礼拝所)を含むコミュニティー施設を建設する問題について賛成・反対派が同日、抗議デモを行った。反対デモの参加者にはコーランを破り、一部に火を付けた者もいた。 フロリダ州の牧師はこのモスク計画地の移転を条件にコーラン焼却を中止するとの意向を示し、同日、テロ跡地を訪ねた。牧師は同日、米テレビでコーランを焼くことは「決してない」と明言。マスコミに注目され、イスラム教が「危険」だと伝える目的が達成されたからだという。 モスク計画を巡るデモには賛成派が約2000人、反対派が約1500人参加。施設の建設予定地を挟んで別々の場
【ニューヨーク山科武司】米同時多発テロ(01年)から9年となる11日にイスラム教の聖典コーランを「焼く」か「中止する」かで世界中のメディアを振り回した米フロリダ州のテリー・ジョーンズ牧師(58)。活動歴を伝える報道からは、「悪霊論」を唱えるなど特異な人物像が浮かび上がる。 独シュピーゲル誌(電子版)などによると、ジョーンズ牧師は元ホテルのマネジャー。80年代にドイツ西部ケルンに住み着き約30年間、福音派教会「ケルン・クリスチャン・コミュニティー」の牧師として活動した。 妻シルビアさんと自分を「神に指名された者」と称し、「暴君ネロの母に建設された地獄の都市」ケルンの救済を説いた。 「悪霊」が存在するとの独自の論を展開し、異論を唱える者を「神の敵」と攻撃した。同性愛者やイスラム教徒を糾弾し、子供を棒で打つ体罰も説いた。 精神的に追い詰められ、入院する信者もいた。信者に寄付をしつこく強要したこと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く