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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (12)

  • 古代の騎馬民族スキタイ人、人の皮で矢筒を作っていた、初の証拠

    スキタイ人の墓から出土した2400年前の皮や毛皮の断片47個のうち、少なくとも2つが人間のものだったことがわかった。(PHOTOGRAPH COURTESY MARINA DARAGAN) 古代ギリシャの歴史家ヘロドトスは、2400年以上前に、騎馬遊牧民のスキタイ人は人間の皮を使って矢筒を作ると書き残した。これまで疑問視されることが多かった記述だが、このたび、それが事実だったことが確認された。2023年12月13日付けで学術誌「PLOS ONE」に発表された論文には、「この調査結果によって、ヘロドトスのおそろしい主張が裏付けられたものと考える」とある。 ヘロドトスによると、スキタイ人は最初に殺した人間の血を飲んだり、頭皮を集めたりしていた。「死んだ敵の右手から、皮や爪などあらゆるものを集め、矢筒のカバーにする者も多い。人間の皮は厚く、光沢があるので、あらゆる動物の皮の中で一番明るく白いとも

    古代の騎馬民族スキタイ人、人の皮で矢筒を作っていた、初の証拠
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2024/02/14
    「ば~~~っかじゃねえの!?」と思ったが、ハルパゴスはスキタイじゃなくてメディアの将軍でした
  • 【動画】サメの胸を正確無比に切り裂き、肝臓だけを食べるシャチ

    シャチがホホジロザメを狩る様子を初めて記録した映像。ほかの4頭のシャチがいる前で「スターボード」がサメの肝臓を取り出している。(解説は英語です) 2023年2月、南アフリカのケープタウンの海岸に19頭のエビスザメの死骸が打ち上げられた。打ち上げられた死骸はすべて同じ状態だった。胸をざっくりと裂かれ、そこから肝臓を吸い出されていたのだ。ほかの臓器は無傷だった。 海岸の近くに住むアリソン・タウナー氏は、サメを殺した犯人がすぐにわかった。まるで外科手術のように正確無比なやり方は、「ポート」と「スターボード」と呼ばれる2頭のオスのシャチの特徴的な手口だ。ポートの背びれは左に、スターボードの背びれは右に曲がっているので、2頭はすぐに見分けられる(ちなみに「ポート」は英語で左舷、「スターボード」は右舷を意味する)。2頭は少なくとも2015年からこの方法でエビスザメやホホジロザメを襲っていて、今回も2日

    【動画】サメの胸を正確無比に切り裂き、肝臓だけを食べるシャチ
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2023/03/28
    彼女の肝臓を食べたい
  • 「英雄」の銅像撤去相次ぐ、コロンブスやガンジーも

    2020年6月19日、ワシントンDCでアルバート・パイクの像を倒そうとする人々。(PHOTOGRAPH BY EVELYN HOCKSTEIN, THE WASHINGTON POST/GETTY) 米国で、かつて英雄とされた人物の銅像の撤去が相次いでいる。 バージニア州は、19世紀の南北戦争で奴隷制度を支持する南部の州として戦った。その州都リッチモンドに、モニュメント・アベニューと呼ばれる大通りがある。ここにはかつての南部軍人の像が立ち並んでいるが、今、それらが次々に倒され、撤去されている。州知事は、南軍司令官だったロバート・E・リー将軍の像の撤去を正式に発表した。

    「英雄」の銅像撤去相次ぐ、コロンブスやガンジーも
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2020/07/02
    ラシュモア山爆破 秒読み開始
  • 大阪のサルがシカにまたがり「性行為」、研究成果

    ニホンジカにマウンティングするメスのニホンザル。大阪府箕面市で。(PHOTOGRAPH BY NOËLLE GUNST) 日ではサルが妙なことをしているようだ。 カナダのレスブリッジ大学の研究チームが12月11日に発表した論文で、若いメスのニホンザルがニホンジカと性行為のようなことをしていることが明らかにされた。大阪府箕面市で、野生のサルがシカにマウンティングしているのが観察されたという。 これと似たようなサルとシカの行為は、鹿児島県の屋久島でも2017年1月に報告されている。このときに発表された研究は不確かな証拠に基づくものだったが、今回の研究は具体的な数値を示している。箕面市の住民は、少なくとも2014年からこのような行動を見かけていたらしいと、論文の共著者であるノエル・ガンスト氏は言う。 サルは性的な満足を得ている 研究チームによれば、人間以外の霊長類と霊長類以外の種の間の性的行為

    大阪のサルがシカにまたがり「性行為」、研究成果
  • タコに合成麻薬を投与、驚きの結果とは、研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    最新の実験で使われた種と同じ、カリフォルニア・ツースポットタコ(Octopus bimaculoides)。(PHOTOGRAPH BY DAVID LIITTSCHWAGER, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) アンフェタミン類の合成麻薬で、俗に「エクスタシー」と呼ばれるMDMAをタコに投与すると何が起こるのだろうか。米ジョンズ・ホプキンス大学の科学者たちによると、このドラッグに対してタコが見せた反応は、人間とかなり共通していたという。したがって科学者らは、人間とタコの脳は特定の社会的行動に関して同様の仕組みになっていると結論付けている。この研究結果は、9月20日付けの学術誌「カレントバイオロジー」に発表された。(参考記事:「覚醒剤、違法薬物と環境・資源問題」) しかし、気分を変える効果のある薬を、疑うことを知らないタコに与えていいものだろうか? また、系統的に

    タコに合成麻薬を投与、驚きの結果とは、研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2018/09/26
    タコなのにイカれるとはこれイカに
  • 卵生から胎生へ進化中のトカゲ

    体内に胎児を宿したイエローベリー・スリートード・スキンク(学名:Saiphos equalis)。体の中央部に球状の胚がうっすらと透けて見える。 Photograph courtesy Rebecca A. Pyles オーストラリアに住むあるトカゲは、卵を産む卵生から子どもの状態で出産する胎生へ移行しつつある。この現在進行中の“進化”の様子をとらえた研究が発表された。 オーストラリア、ニューサウスウェールズ州の海岸沿いの温暖な低地に生息するトカゲのイエローベリー・スリートード・スキンクは産卵によって繁殖する。しかし、同じ種でも州内の寒冷な山岳地域に生息する個体は、ほとんどが卵ではなく子どもを生む。 このトカゲの他に卵生と胎生の両方の繁殖形態をとる現存種の爬虫類は、スキンク科のトカゲ1種とヨーロッパに生息する別のトカゲ2種のみである。 これまでの進化の過程では100近い系統のトカゲが、他の

    卵生から胎生へ進化中のトカゲ
  • カニがイソギンチャクのクローン作り共生維持か

    【動画】イソギンチャクを失ったキンチャクガニが、別の個体から片方のイソギンチャクを奪う。その後、イソギンチャクを引き裂いてクローンを作り、両方のはさみに備えた。(Study footage courtesy Yisrael Schnytzer)(解説は英語です)。 インド太平洋海域の浅瀬に、小さなチアリーダーがすんでいる。左右のはさみにイソギンチャクをつけたキンチャクガニたちだ。両手にポンポンを持ったような姿から、英語では「ポンポンクラブ」(pom-pom crabs)というニックネームが付いている。 そのキンチャクガニの1種(Lybia leptochelis)がイソギンチャクを失うと、別のキンチャクガニからイソギンチャクを奪い取ることがはじめて実験的に明らかになった。さらに、取った方も取られた方も、1つのイソギンチャクを2つに裂いて同一のクローンを作り、左右のはさみに1つずつ装備すると

    カニがイソギンチャクのクローン作り共生維持か
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2017/02/03
    “英語では「ポンポンクラブ」(pom-pom crabs)”
  • 第51回 麺大国・中国 驚きの麺料理バリエーション

    麺のふるさと。 その言葉を思い出したのは、深夜12時を過ぎたラーメン屋で豚骨ラーメンをすすっている時だった。いまや日の国民であるこのラーメン、元をたどれば横浜中華街中国の人々が中華麺を用いた汁そばを提供したことで広がったという。同じく日を代表する蕎麦やうどんもそのルーツは中国にあるそうだ(諸説ある)。 中国といえば数年前、日建築史を創始した建築家・建築史家の伊東忠太(1867~1954)の足跡をたどって中国北西部の山西省にある雲岡石窟を訪れた。彼が「発見」した東西1キロにもおよぶ石窟寺院は、1500年も前に造営されたという。高さ15メートル以上の巨大な石仏を前に、こみ上げてくる興奮と悠久の歴史を感じたものだ。そしてこの旅でもう一つ満喫したのが麺料理。多種多様な麺料理がある山西省は中国で「麺のふるさと」と呼ばれているのだ。 「山西省には100種類以上の麺料理がありますよ」 そう教え

    第51回 麺大国・中国 驚きの麺料理バリエーション
  • 【動画】「ニセのクモ」で鳥をだまして食べるヘビ

    恐ろしげな生物が苦手な人は知りたくないかもしれないが、この世にはクモのふりをする毒ヘビが存在する。 イランに生息するスパイダーテイルド・クサリヘビ(Pseudocerastes urarachnoides)は、偽の“クモ”をくねくねと動かし、近くにいる鳥たちを引き付けて襲いかかる。まるで物のクモのように見えるのは、ヘビの尻尾の先端に付いた、クモの脚のような形状をしたウロコのおかげだ。 イラン、ヤースージュ大学の生物学者、ベフザード・ファティニア氏率いる研究者チームは、同国イーラーム州において、3年に及ぶ調査の中で初めて、このヘビが狩りをする姿を確認し、動画に収めることに成功した。(参考記事:「猛毒ヘビ「デスアダー」の新種を発見、豪州」) 研究者らはヘビが擬態によって周囲の岩に完璧に溶けこみ、クモに見せかけた尻尾をくねらせながら、獲物をじっと待ち伏せする様子を観察した。 学術誌「Amphi

    【動画】「ニセのクモ」で鳥をだまして食べるヘビ
  • 第1回 色覚はなぜ、どのように進化してきたのか

    ふだんの生活で、ぼくたちは日々、目を通したいわゆる視覚情報に晒されている。 もちろん、耳や鼻や皮膚などにある様々なセンサーを通しても、環境を認識しているわけだけれど、その中でも、目からの情報は膨大で、圧倒的に思える。活字を読むのも、ネットを見るのも、主に視覚情報を通じてだ。 そして、ぼくたちの視覚には「色」がある。赤だとか緑だとか青だとかを区別できるというのは、ただ明るい暗い(明暗)だけを識別するよりも、便利なことが多いし、しばしば、「美」を感じるきっかけにもなる。情緒的な言い方にすぎるかもしれないが、色覚があるからこそ、世界は彩りにあふれて、美しい。 実は色覚について、強い関心を持ってきた。小説の中でも、特異な視覚を持った一族を登場させたことがある(『天空の約束』と『雲の王』)。もっと知識を深めたいと思っていたところ、東京大学の柏の葉キャンパスに、色覚をめぐって幅広く、かつ、深く追究して

    第1回 色覚はなぜ、どのように進化してきたのか
  • 第3回 マグロとホホジロザメに共通する進化の秘密を発見!

    研究者をしていて一番うれしいのは、自分の書いた論文が科学雑誌に掲載されたときだ。それは体を張って集めたデータ、頭の痛かった統計解析、苦吟を重ねた英文が、ついに実を結んだ瞬間である。少し大げさに言えば、私の頭の中だけにあったものが人類共通の知見に昇華した瞬間である。 私の最新の論文が日、『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に掲載された。『PNAS』といえば私の研究分野では(というよりほとんどの研究分野において)、『Nature』、『Science』に次ぐ地位を占める堂々たる東の大関だ。このクラスの科学雑誌に論文が掲載されると、世界中のおびただしい研究者や科学ジャーナリストに読まれ、したがってその科学的な成果が広く認知される。しかしその分、論文掲載をめぐる競争の熾烈さといったら、ほとんどの原稿はろくすっぽ審査されることなく門前払いされるほどだ。一部のトップ研究者はさておき、私程度の研究者に

    第3回 マグロとホホジロザメに共通する進化の秘密を発見!
  • 第77回 我が家にアリの軍隊が襲来した

    モンテベルデの我が家には、たくさんのオオアリが住んでいる。体長8ミリほどの大型のアリだが、人を咬んだり刺したりしないので、互いに干渉し合うこともなく、ひとつ屋根の下で共生している。 よく見かけるのはダンボールの中やコンロの下、壁の間や天井裏といった比較的温かい隙間。ポータブルMDプレーヤーの中や、外付けハードディスクの中を住処(巣)にしていることもある(汗)。 オオアリは夜行性。夜の7時を過ぎたころからちらほらと壁伝いに姿を見せ始め、小さな昆虫を捕する。甘いお菓子などには一切興味を示さない。家の中に迷い込んだ昆虫たちの死骸なども夜の間にきれいさっぱり巣へと持ち帰ってくれる。ゴキブリなんかも家の中からいなくなるので、とても重宝している。 ところが事件が起きた。 野外調査から4日ぶりにモンテベルデの我が家へ戻った日のこと。玄関のドアを開けようとすると、なにやら森のほうからザワザワと、ゴキブリ

    第77回 我が家にアリの軍隊が襲来した
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