写真)国立国会図書館でのデジタル化スキャンの様子 参議院会館の道路を挟んで向かいにある国立国会図書館。普段はあまり注目されない施設ですが、日本国内で出版されたすべての出版物を保存する、日本で唯一の図書館です。私も立法調査業務で毎日のように利用していますが、一般の方の来館者数も年間79万人(東京本館だけで57万人/1日平均2071人)にものぼります。 しかし、そんな国のもっとも重要な施設の一つでもある「国会図書館のデジタル化能力が、毎年納本される書籍等のうち5%弱しかない(年間納本件数43万点中、デジタル化処理能力は約2万点)」という驚愕の事実を知りました。かつ、現在国会図書館の蔵書は約4418万点、1968年以前の発刊書籍等1240万点のうち、デジタル化されているのは、244万点でデジタル化率は20%しかないというのです。 コロナ禍においてデジタル化・オンライン化のニーズが高まっているにも