イスラム過激派組織「イスラム国(ISIS)」の支配から解放された後の今も、イスラム国の過酷な統治はシリアに暮らす多くの人に深い傷を残したままだ。 そんなシリアでイスラム教からキリスト教への改宗を行う人が続々と現れている状況を、NBC Newsが伝えている。一体何が起こっているのか。 イスラム教徒を惹き付けるキリスト教の教会 トルコと国境を接し、クルド人の拠点として知られるシリアの一都市、コバニ。 一時はイスラム国の支配下に置かれていた同都市が解放されてから、既に4年の月日が流れているが、イスラム国による過酷な支配はコバニに住むイスラム教徒の人々の忠誠心を揺るがせるという、思わぬ影響を残している。 コバニに昨年9月に新たに建設されたキリスト教の教会が、イスラム教徒の人々を惹き付けているというのだ。 キリスト教の数ある教派の中でも、徹底した平和主義と非戦を掲げるブレザレン派に属する同教会は、コ