2024年に結成20周年を迎えた打首獄門同好会が、新年早々にアルバム『ぼちぼちベテラン』を発表した。そのレコーディングでギター・ボーカルの大澤敦史が使用したギターを含め、彼の所有器4本を紹介しよう。 文=福崎敬太 写真=星野俊 1ピックアップ&1ボリュームの“漢”仕様! 2023年11月に完成したばかりの新たなメイン・ギターは、後述する旧メイン同様、1ピックアップ&1ボリュームという潔い仕様。ボディがアルダーでネック&指板がメイプルという材構成だ。左手首に負担の掛からないグリップ角度と右手の演奏性を両立するため、ボディ裏のコンターをなくし表のエルボーカットを細かく調整したそう。 最大の特徴はEverTuneブリッジの搭載で、これによりピッチの正確さが向上。そのため、新作『ぼちぼちベテラン』に収録された、すでにレコーディングが終わったリリース済みの楽曲も、ギター・パートは本器によって再録音さ