私たちが普段目にする固体・液体・気体は、物質を構成する原子や分子の並び方や結びつきの強さの違いで表されるよ。これらの違いをまとめて相と呼び、異なる相を行き来するのを相転移と呼ぶよ。 液体の水は0℃で凍って固体の氷に、100℃で沸騰して気体の水蒸気となるよね?科学的にはこれを物質の相が変化した、というよ。 物質の相とは、スゴく簡単に言えば、物質そのものは同じだけど、物質を構成する原子や分子の並び方が違うもの同士を比較する時に使われる言葉だよ。 氷も水も水蒸気も、水分子でできているという点では物質の種類に違いがないけど、水分子の並び方が全く違うから、これは相が違うと呼ぶよ。 そして、ある相から異なる相に変化することを相転移と呼ぶよ。だから氷が融けたり水が沸騰することは、水が相転移をした、と呼ぶよ。 さて、氷は圧力をかけると、普段目にする氷とは違う水分子の並び方をするよ[注1]。固体であることに